赤ちゃんの夜泣きの原因は?年齢別の原因を解説!
最適なアプローチ方法をご紹介
目次
- 1 夜泣きの一般的な原因
- 2 生理的な要因
- 3 環境的な要因
- 4 年齢別の夜泣きの原因と対策
- 5 子供の成長に合わせることが大切
- 6 七田式通信コース幼児(1年・教材セットプラン)
- 7 まとめ
夜泣きの一般的な原因
赤ちゃんが夜中に突然泣き出し、なかなか泣き止まない「夜泣き」。
子育て中のママ・パパにとって、夜泣きは悩みの種の一つといえるでしょう。夜泣きは、赤ちゃんの成長過程において、ごく自然な行動です。しかし、毎晩のように続くと、ママ・パパの睡眠不足やストレスにつながりかねません。
夜泣きの原因は一つとは限りません。赤ちゃんの発達段階や置かれている状況によって、さまざまな要因が考えられます。大きく分けると、「生理的な要因」と「環境的な要因」の二つに分類できます。
生理的な要因
身体的な不快感
赤ちゃんは、まだ言葉でうまく伝えることができません。そのため、おむつが濡れて気持ち悪い、お腹が空いた、暑い、寒い、など身体的な不快感を泣くという形で訴えている場合があります。特に、下記のような原因が考えられます。
おむつ:湿ったおむつによる不快感
空腹:母乳・ミルクを欲しがっている
室温:寒すぎたり暑すぎたりする
服装:パジャマがきつい、または寝冷えしやすい服装である
病気:熱がある、鼻が詰まっている、中耳炎など
これらの身体的な不快感は、赤ちゃんにとって大きなストレスとなります。
おむつを頻繁に替えたり、適度な室温を保ったり、快適な服装を選んだりするなど、細やかに対応することが大切です。
睡眠サイクル
赤ちゃんの睡眠サイクルも、夜泣きの原因となります。大人の睡眠サイクルは約90分周期であるのに対し、赤ちゃん、特に新生児期は40~50分と短いのが特徴です。
この短い睡眠サイクルの中で、浅い眠りの時に目を覚ましてしまい、まだ体内時計が未発達なため、寝つけずに夜泣きをしてしまうことがあります。
この場合、
赤ちゃんが自然に眠れるように、温かく見守ることが大切です。
無理に寝かしつけようとすると、かえって興奮させてしまう可能性があります。
脳の発達途上
赤ちゃんは、心身ともに成長の途上にあります。もちろん脳も発達途上ですので、日中の刺激や経験を処理するために、夜間に興奮状態が続いてしまうことがあります。
感情をコントロールする機能も未発達なため、不安やストレスを感じやすく、それが夜泣きにつながることもあります。
赤ちゃんの脳の発達を促すためには、適度な刺激と休息のバランスを保つことが重要です。
日中は赤ちゃんの興味や関心に合わせて、さまざまな体験ができる環境を整えつつ、夜はゆったりと過ごせる時間をつくることが大切です。
環境的な要因
生活環境の変化
赤ちゃんは、環境の変化に敏感です。
引っ越しや家族構成の変化、旅行など、生活環境が大きく変わることで、ストレスを感じ、夜泣きが増えることがあります。
また、いつもと違う部屋で寝かせる、ベビーベッドから大人のベッドに移行するなど、睡眠環境の小さな変化でも、赤ちゃんにとっては大きなストレスとなる可能性があります。
ですが、環境の変化は赤ちゃんにとって避けられないものです。成長に伴って、生活環境も変化していきます。大切なのは、その変化を赤ちゃんが少しずつ受け入れられるようにサポートすることです。
引っ越しの際は、新しい部屋に赤ちゃんの好きなおもちゃを置いたり、いつもの香りのするアイテムを用意したりするなど、少しでも安心できる環境を整えることが大切です。
また、睡眠環境の変化には、段階的に慣れさせていくことが有効です。急激な変化は避け、赤ちゃんのペースに合わせて、ゆっくりと移行していくことが大切です。
日中の刺激
日中の刺激も、夜泣きの原因となります。
赤ちゃんは、五感をフル活用してさまざまなことを吸収しようとしています。
日中に多くの刺激を受けると、興奮状態が続き、夜になってもなかなか寝つけなかったり、夜泣きが増えたりすることがあります。
特に、夕方以降の外出、テレビやスマートフォンの明るい光、人混みなどは、赤ちゃんの脳を過剰に刺激する可能性があります。
年齢別の夜泣きの原因と対策
夜泣きの原因は、赤ちゃんの月齢や年齢によっても異なります。それぞれの発達段階に合わせた原因と対策を理解し、適切な方法で赤ちゃんに寄り添うことが大切です。
生後0〜5か月頃
原因
生後6か月未満の赤ちゃんは、昼夜の区別がまだついておらず、睡眠サイクルも未熟なため、昼夜問わず頻繁に泣きます。この時期の夜泣きは、主に生理的な要因であることが多く、空腹やオムツの不快感、部屋の温度などが原因として考えられます。
対策
生後3か月ごろまでは夜中の授乳があるため、昼夜問わず、泣くことでサインを出してくれます。
睡眠不足にならないように、赤ちゃんが寝ている時間にあわせて、親も仮眠するようにしましょう。
また、4~5か月ごろになると、夜中の授乳回数も少なくなり、寝る前にたっぷりと母乳を飲むことで、朝まで寝られるようになることもあります。
たとえ夜中に起きたとしても、背中をトントンとすることで再び眠りについてくれる時には、授乳しないようにしましょう。
この時期に夜中の授乳を続けると、いつまでも夜中に起きる習慣が身についてしまいます。
この時期の夜泣きは、赤ちゃんが求めることに適切に応えることが大切です。おむつを頻繁に替え、適度な室温を保ち、授乳のタイミングを見極めるなど、できるだけきめ細やかなケアを心がけましょう。
同時に、親自身の睡眠も確保することが大切です。夜泣きに振り回されるのではなく、赤ちゃんとの生活リズムを徐々に整えていきましょう。
生後6〜11か月頃
原因
生後6か月を過ぎてくると、徐々に昼夜の区別ができるようになりますが、まだ睡眠サイクルは安定していません。この時期は、離乳食が始まり、生活リズムが変化することや、人見知りが始まるなど、環境の変化によるストレスも影響し、夜泣きが増えることがあります。
対策
6か月を過ぎたころから、急に夜泣きを始める赤ちゃんがいます。
これは赤ちゃんに知恵がつき、感情面が発達してきた証拠です。夜中に泣き続ける赤ちゃんを見ているのはつらいですが、時期的なことですから、深呼吸をして気持ちを落ち着けながら、背中をさすってあげたり、歌を歌ってあげたりしながら寝かしつけてあげましょう。
日中食べたものがうまく消化することができていない場合もあるので、離乳食の内容や量を調整したり、人見知りへの不安を和らげたりするなど、赤ちゃんの変化に寄り添いましょう。
1歳
原因
1歳になると、歩き始めるなど運動機能が著しく発達し、日中の活動量が増えるため、疲労や興奮から夜泣きが増えることがあります。
また、自我が芽生え始め、要求が通らないことに対する葛藤や欲求不満から、夜泣きをすることもあります。
対策
動きが活発になるので、ハイハイをさせたり、歩けるようになれば、家の周りを散歩するなど、日中にしっかり体を動かす機会をつくりましょう。
また、起床・食事・入浴・就寝時間を一定に保ち、生活リズムを整えることも心がけてください。
背中を優しくさすってあげたり、子供を抱っこして、リズミカルに体を揺すってあげるなど、安心感を与えてあげながら眠りにつかせてあげましょう。
外遊びや体を動かす遊びを取り入れつつ、夜は穏やかに過ごせる環境を整え、柔軟に対応していくことが夜泣き対策のカギ
となります。
2歳
原因
2歳になると、言葉や感情表現が豊かになり、自分の気持ちを伝えられるようになります。
しかし、すべての思いを言葉で伝えられるようになるわけではありません。そのもどかしさから、癇癪を起こすことがあります。
このとき、暴れたり大泣きをするなどといったことから、気が高まり、夜泣きを起こすのです。
対策
活発に動く時期ですから、意識して体を動かす機会を与える必要はありませんが、天気が悪い日や寒い季節など、外で遊べないことが続く場合には、体を使った遊びを取り入れるようにしましょう。
また、スマートフォンなどを見せると、ブルーライトを浴びさせることになります。特に寝る前などにスマートフォンなどを見せると、体内時計のリズムが狂ってしまい、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなり、夜泣きにつながる原因となります。
就寝前は、子供にスマートフォンを見せないように意識しましょう。
この時期の夜泣きは、子供の感情表現の発達と密接に関係しています。言葉でうまく伝えられない気持ちを、行動で表現することがあります。癇癪や夜泣きは、そうした感情表現の一つと捉えることができます。
赤ちゃんの気持ちを受け止めつつ、適切な方法で感情をコントロールする力を育てていくことが大切です。
3歳
原因
3歳になると、幼稚園や保育園など、集団生活が始まる時期のため、そのストレスから夜泣きが増えることもあります。
対策
入園、進級により、環境が大きく変化することで、夜泣きといった症状が見られることがあります。
突然泣き始めると驚きますが、親が慌てたり、泣いているわが子を見て、「どうしてうちの子だけ・・・」などといったマイナスの感情を抱いたりすると、その想いが子供に伝わり、いつまでも泣き続ける…といったことにもつながりかねません。
背中を優しくさすってあげたり、抱っこしてリズミカルに体を揺すってあげるなど、安心感を与えてあげながら眠りにつかせてあげましょう。
4歳以上
原因
4歳以上になると、夜泣きはかなり減ってきます。しかし、ストレスや環境の変化、恐怖体験などによって、夜泣きをすることがあります。
対策
4歳以上の夜泣きは、日中の出来事から受けた刺激が原因であることが多いです。
園から帰宅した後、または夜寝る前などに、子供の話をよく聞いてあげるようにしましょう。
また、気持ちを落ち着けて、深い眠りにつくことができるためにも、お風呂上がりに体をマッサージしてあげるとよいです。そして、子供を大切に想っている親の気持ちを伝えて、眠りにつかせてあげましょう。
七田式ではその子にあった対策が必要
赤ちゃんや幼児の成長スピードはその子によって全然違います。
成長に合わせて、夜泣きの原因も変わってくるため、その子に合わせた対策を取ることが重要になってきます。
七田式通信コース幼児(1年・教材セットプラン)
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通信コース講師に質問・相談・成果報告ができる
七田式教育の通信コースでは、経験豊富な講師に電話やメールで質問・相談・成果報告ができます。 子供の夜泣きに関することでも、気軽に相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることで、安心して子育てを進めることができます。
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お子さまにぴったりのカリキュラム
幼児期は1か月ごとの発達スピードが速く、能力の変化が著しい時期です。
一人ひとりのお子さまにより合った教育を提供するため、プログラムはすべて「0歳9か月」のように月齢まで細かく区切って構成しています。
たとえば、1歳4か月にご入会いただくと、1歳4か月~2歳3か月までの1年間、お子さまにぴったりの取り組みで、ご家庭で大きな成果が期待できます。
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会員さまと講師によるオンライン座談会の開催
七田式のノウハウをオンラインにて提供しております。
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110,000円(税込)
まとめ
赤ちゃんの夜泣きは、成長過程において自然な行動ですが、親にとっては悩みの種となることがあります。
夜泣きの原因は、生理的な要因と環境的な要因に大別され、赤ちゃんの月齢や年齢によっても異なります。
新生児期は主に生理的な要因、乳児期は環境の変化によるストレス、1歳は自我の芽生え、2歳は感情表現の発達、3歳は想像力の発達と集団生活のストレス、4歳以上は日中の出来事が夜泣きに影響を与えることがあります。
夜泣きへの対応は、赤ちゃんの成長段階に合わせて行うことが大切です。生理的な要因には適切なケアを行い、環境的な要因にはストレスを和らげる工夫が求められます。
また、子供の気持ちに寄り添い、安心感を与えることが何より重要です。
七田式では、お子さま一人ひとりの成長に合わせたアドバイスを提供しています。
夜泣きをはじめとする子育ての悩みは、専門家に相談することで、適切な解決策を見出すことができます。オンライン座談会などを活用し、他の親御さんの経験談を聞くことも、悩みを解決するヒントになるでしょう。
赤ちゃんの夜泣きに悩むことは、親として自然なことです。赤ちゃんの成長に合わせた適切な対応を行うことで、夜泣きは徐々に収まっていきます。赤ちゃんとの穏やかな夜を過ごせる日が、必ずやってくることでしょう。

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