デジタル学習のメリット・デメリットを解説!
プリント学習との違いは?
目次
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1 デジタル学習のメリット
- 1.1 音と映像による学習効果
- 1.2 柔軟な学習スタイル
- 1.3 豊富な教材とリソース
- 1.4 学習の進捗管理とフィードバック
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2 デジタル学習のデメリット
- 2.1 テクノロジーへの依存
- 2.2 学習の集中力と自己管理
- 2.3 長時間学習による身体的影響
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3 プリント学習との違い
- 3.1 手書きによる学習の効果
- 3.2 教材のアクセスと保管の問題
- 4 七田式教育におけるデジタル学習
- 5 まとめ
デジタル学習のメリット
デジタル学習には、従来のプリント学習にはない多くのメリットがあります。ここでは、主なメリットを4つに分けて解説していきます。
音と映像による学習効果
デジタル学習は、音声や映像を効果的に活用することで、子供たちの興味関心を引きつけ、学習効果を高めることができます。
音の演出によって興味関心をひきつける
効果音やBGMなどを用いることで、学習内容への集中力を高め、飽きさせない工夫が可能です。正解したときに音が鳴ったり、ゲーム感覚でポイントが貯まったりするシステムは、子供たちのモチベーションアップに繋がります。
これらの音響効果は、子供たちの脳に適度な刺激を与え、学習内容をより印象深く記憶させる効果があります。
映像表現によって出題パターンも多種多彩
文字だけでは理解しづらい内容も、アニメーションや動画を用いることで、視覚的に理解を深めることができます。
算数であれば立体的な図形や複雑な構造を学ぶ際に、3Dモデルを自由に回転させて観察することで、より深い理解につなげることができます。
柔軟な学習スタイル
デジタル学習は、時間や場所にとらわれず、自分のペースで学習を進めることができるのも大きなメリットです。
自分のペースで学習可能
デジタル教材は、自分のレベルや理解度に合わせた問題を選択できるため、苦手な部分は繰り返し学習し、得意な部分はどんどん先に進むことができます。これは、一斉授業形式のプリント学習では難しく、個別最適化された学習を実現する上で大きなメリットと言えるでしょう。
また、学習履歴や成績データが自動的に記録されるため、自分の進捗状況を客観的に把握しやすくなります。
場所を選ばずに学習できる
タブレットやパソコンさえあれば、自宅はもちろん、移動中や外出先でも学習が可能です。隙間時間を有効活用できるため、忙しい現代の子供たちにとって、学習時間の確保に役立ちます。
塾や習い事の待ち時間や、長距離移動の車内など、手持ち無沙汰な時間を有効活用することができます。
また、家庭の事情や習い事との兼ね合いで、毎日決まった時間に学習することが難しい子供たちにとっても、柔軟な学習スケジュールを組むことができることは大きな利点です。
豊富な教材とリソース
インターネットに接続することで、デジタル学習では膨大な量の教材や情報にアクセスすることができます。
インターネット上の無限の情報
従来の教科書や参考書だけでなく、最新のニュースや専門性の高い論文、世界中の教育機関が提供するオンライン授業など、学習の幅が広がります。必要な情報をすぐに検索できるのも、デジタル学習の魅力です。
社会科の学習で現代の国際情勢について学ぶ際には、リアルタイムのニュース記事や動画を参照することで、より実践的な知識を得ることができます。また、数学や理科の分野では、オンラインの計算ツールや仮想実験室を活用することで、より深い理解と実践的なスキルを身につけることが可能になります。
学習の進捗管理とフィードバック
デジタル学習では、学習履歴や成績データが自動的に記録されるため、自分の得意・不得意を客観的に把握することができます。
リアルタイムのフィードバックとサポート
AIなどを活用した教材であれば、間違えた問題の解説や、理解度に応じた追加問題の提示など、個別に最適化されたフィードバックを受けることができます。
このリアルタイムフィードバックは、学習者の理解度を即座に把握し、適切な難易度の問題を提供することで、効率的な学習を促進します。また、学習データの蓄積により、長期的な学習傾向や苦手分野の分析が可能になります。リアルタイムのフィードバックを通じて、より効果的な学習計画を立てることができ、弱点克服に向けて最適化された学習が可能になります。
デジタル学習のデメリット
多くのメリットがある一方で、デジタル学習にはいくつか注意すべきデメリットも存在します。
テクノロジーへの依存
デジタル学習は、インターネット環境やデバイスの使用が不可欠であり、それらへの依存度が高くなってしまう点はデメリットと言えるでしょう。
インターネット接続の必要性
インターネット環境がなければ、教材にアクセスできなかったり、学習が進められなかったりする可能性があります。
通信速度が遅いと、ストレスを感じたり、学習意欲の低下に繋がったりする可能性も考えられます。
地方や山間部など、高速インターネット環境が整っていない地域では、この問題が顕著になる可能性が高くなってしまいます。
このような状況に備えて、オフラインでも使用可能な教材を併用したり、定期的にデータをダウンロードして保存しておくなどの対策が必要になるかもしれません。
デバイスのコストとメンテナンス
タブレットやパソコンなどのデバイスは高額な場合があり、購入費用が負担となる可能性があります。また、故障やトラブル時の修理費用や、OSのアップデートなどのメンテナンスも必要となります。
特に、複数の子供がいる家庭では、デバイスの購入や維持にかかる費用が大きな負担になったり、数年ごとにデバイスの買い替えが必要になったりする可能性が考えられます。
学習の集中力と自己管理
デジタル学習では、ゲームや動画など、学習以外の誘惑が多いのも事実です。
集中力が切れるとデバイスで遊んでしまう
学習で使うデバイスで、ついついゲームアプリを開いてしまったり、YouTubeを見てしまったりと、学習に集中できない可能性は十分にあります。自己管理能力が低い子供は、特に注意が必要です。
この問題に対処するためには、学習専用モードを設定したり、特定のアプリやウェブサイトへのアクセスを制限したりするペアレンタルコントロール機能を活用することが効果的です。また、デジタル機器の使用時間を管理するアプリを導入することで、適切な学習時間を確保することができます。
長時間学習による身体的影響
デジタルデバイスを長時間使用することで、目や身体への負担は避けられません。
眼精疲労や視力の低下
画面の見過ぎによる眼精疲労や視力低下、姿勢が悪くなることによる肩こりや腰痛などが懸念されます。定期的に休憩を取るなどの対策が必要です。
デジタルデバイスの長時間使用は、目の疲れやドライアイの原因となる可能性があります。
また、近距離での画面注視が続くことで、近視の進行リスクが高まる可能性も指摘されています。
長時間同じ姿勢でデバイスを使用することによる身体への影響も無視できません。首や肩の凝り、腰痛などのリスクが高まる可能性があります。これらを予防するためには、適切な姿勢を保つことはもちろん、定期的にストレッチや軽い運動を行うことが重要です。
さらに、デジタル機器の使用が睡眠に影響を与える可能性も考慮する必要があります。就寝前の画面使用は、ブルーライトの影響で睡眠ホルモンの分泌を抑制し、質の高い睡眠を妨げる可能性があります。就寝の1-2時間前にはデジタル機器の使用を控え、リラックスした環境で過ごすことが望ましいでしょう。
プリント学習との違い
デジタル学習とプリント学習には、それぞれにメリット・デメリットがあります。どちらが良いかは、学習内容や学習者の性格、学習環境によって異なるため、一概に断言することはできません。
手書きによる学習の効果
プリント学習では、問題を解いたり、ノートを取ったりする際に、鉛筆やペンを使って文字を書く機会が多くあります。手書きによる学習は、脳への刺激が強く、記憶力や理解力の向上に繋がると言われています。漢字の書き取りや計算問題など、基礎学力の定着にはプリント学習の方が効果的と言えるでしょう。
手書きの過程では、文字の形や筆順を意識しながら書くことで、運動感覚と視覚情報が結びつき、より深い記憶の定着につながります。特に漢字学習においては、部首や画数を意識しながら繰り返し書くことで、文字の構造や意味を理解しやすくなります。
一方、デジタル学習では、キーボード入力やタッチ操作が中心となるため、手書きの機会が減少します。ただし、最新のタブレットデバイスでは手書き入力機能も充実しており、デジタルペンを使用することで、手書きの利点を一部取り入れることも可能になっています。
教材のアクセスと保管の問題
プリント学習では、教材の持ち運びや保管が課題となることがあります。大量の教材を持ち運ぶ手間や、保管スペースの確保など、物理的な制約を受ける可能性があります。一方、デジタル学習であれば、タブレットやパソコンに教材を保存できるため、場所を取りません。
長期間の学習で蓄積されたプリントやノートは、保管場所の確保が必要となり、家庭によっては大きな課題となるかもしれません。
しかし、デジタル教材は、物理的な保管スペースを必要としない上、検索機能を活用することで過去の学習内容を素早く振り返ることができるのも大きな利点です。
ただし、デバイスの故障やデータの消失に備えて、定期的なバックアップやクラウドサービスの利用など、適切な管理が求められます。
七田式教育におけるデジタル学習
楽しく取り組んだものは定着が良い!
七田式教育では、楽しんだ記憶は定着が良く、いつでも思い出せるものになります。デジタル学習は、音と映像によって楽しく取り組むことのできる教材なので、非常に効率よく学習することのできる学習法といえます。
七田式教育の理念に基づいたデジタル学習は、子供たちの好奇心を刺激し、自然な形で学習意欲を引き出し、学習自体を楽しい体験として捉えられるように工夫されています。
また、視覚的・聴覚的な刺激を効果的に活用することで、多感覚学習を促進し、より深い理解と記憶の定着を図っています。
『七田式デジタル学習プログラム~with LOGIQ LABO~』
七田式教育の新しい取り組みとして注目されているのが、『七田式デジタル学習プログラム~with LOGIQ LABO(ロジックラボ)~』です。このプログラムは、主に4歳から6歳の幼児を対象とした算数学習に特化したデジタル教材です。子供たちが楽しみながら算数の基礎を身につけられるよう、さまざまな工夫が凝らされています。
このプログラムの特徴は以下の通りです:
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1取り組み時間は1日10〜15分
子供の集中力と画面時間を考慮し、1日の取り組み時間を10〜15分に設定しています。
短時間で集中して取り組むことで、学習効果を最大化し、同時にタブレットの過剰使用を防ぐことができます。
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2約3,000問の豊富な問題
プログラムには約3,000問もの問題が用意されており、空間認識力、算数思考力、算数活用力の3つのカテゴリーに分類されています。
この豊富な問題数により、6か月間にわたって飽きることなく学習を継続することができます。各問題は子供の理解度に合わせて出題されるため、効率的に学習を進めることができます。
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3自然と毎日続けられる学習フロー
子供が自然と毎日学習したくなるような仕組みが組み込まれています。
デイリースタンプの獲得や、学習によって得られるポイントでアバターを着せ替えできる機能など、子供のモチベーションを維持するための工夫が随所に見られます。これらの要素により、子供は楽しみながら自然と学習習慣を身につけていくことができます。
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4お子さまに合わせてAIが問題を自動カスタマイズ
プログラムに搭載されたAIが、子供の学習状況を分析し、適切な難易度の問題を自動的に選択して出題します。これにより、一人ひとりの理解度や進度に合わせた最適な学習が可能になります。また、保護者が手動で問題カテゴリを調整することもできるため、より細やかな学習管理が可能です。
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5スマートフォンでお子さまの成長がわかる
専用の保護者向けアプリケーションを通じて、子供の学習進捗や成長を詳細に把握することができます。
グラフや数値で視覚化された情報により、子供の日々の成長を具体的に確認することができます。保護者のモチベーション維持にもつながり、子供と保護者が一緒になって学習に取り組む環境を作り出します。
このプログラムは、単に算数の問題を解くだけでなく、思考力や空間認識力など、総合的な算数的能力の向上を目指しています。また、楽しみながら学べる仕組みにより、子供たちが自然と算数に親しみ、将来的な算数への興味・関心を育むことができます。
『七田式デジタル学習プログラム~with LOGIQ LABO~』は、現代の子供たちの学習スタイルに合わせた革新的な教育ツールと言えるでしょう。デジタル技術の利点を最大限に活用しつつ、七田式教育の理念に基づいた学習内容を提供することで、子供たちの算数的能力を効果的に育成することを目指しています。
『七田式デジタル学習プログラム~with LOGIQ LABO(ロジックラボ)~』
- ✔取り組み時間は1日10〜15分
- ✔約3,000問の豊富な問題
- ✔自然と毎日続けられる学習フロー
- ✔お子さまに合わせてAIが問題を自動カスタマイズ
- ✔スマートフォンでお子さまの成長がわかる
まとめ
デジタル学習は、音と映像による効果的な学習、柔軟な学習スタイル、豊富な教材とリソース、リアルタイムのフィードバックなど、多くのメリットを持っています。一方で、テクノロジーへの依存や長時間使用による身体的影響などのデメリットも存在します。
プリント学習と比較すると、手書きによる学習効果や教材の物理的な管理など、それぞれに特徴があります。
七田式教育では、「楽しく学ぶ」ことの重要性を認識し、デジタル学習の利点を最大限に活かした教材開発を行っています。
特に、七田式デジタル学習プログラム~with LOGIQ LABO~は、幼児の算数学習に特化し、短時間で効果的な学習、豊富な問題数、AIによる自動カスタマイズ、保護者サポート機能など、多くの工夫が施されています。
デジタル学習ツールを適切に活用することで、子供たちの学習意欲を高め、効率的かつ効果的な学習を実現することができます。
ただし、デジタル学習とプリント学習のバランスを取り、子供の年齢や個性に合わせた最適な学習方法を選択することが重要です。また、デジタル機器の使用時間管理や、適切な休憩の取り方など、健康面への配慮も忘れてはいけません。
最終的には、子供の興味関心や学習スタイルに合わせて、デジタル学習とプリント学習を適切に組み合わせることが、最も効果的な学習と子供の成長に結びついていきます。

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