小学生の先取り学習って本当に必要！？
先取り学習のメリット・デメリットとプリント学習の3つの効果
この記事では、先取り学習の必要性について、メリット・デメリットを交えながら解説します。
さらに、家庭学習のポイントや、七田式におけるプリント学習についても併せてご紹介いたします。
プリント学習を通じて、学習習慣を身につけてほしいとお考えの方は、ぜひご参考にしてください。
目次
- 1 先取り学習とは
- 2 先取り学習の必要性について
- 3 先取り学習のメリット
- 3.1 授業内容の理解が早い
- 3.2 勉強好きになる
- 3.3 受験で有利になる
- 4 先取り学習のデメリット
- 4.1 過度な学習は子供の負担になる
- 4.2 学校の授業を聞かなくなる
- 4.3 点数や受験のための学習になる
- 5 先取り学習の注意点
- 5.1 授業への取り組み方を身につけさせる
- 5.2 学習の目的を明確にする
- 6 家庭での先取り学習
- 7 七田式教育におけるプリント学習
- 7.1 小学生からでも大丈夫！
- 7.2 七田式小学生プリント思考力こくご1年生
- 8 まとめ
先取り学習とは
先取り学習とは、学校で習う単元を、授業より前に自宅もしくは家庭教師・塾などで学習することを指します。
学校で算数の新しい単元が始まる前に、家庭でその内容を先に学んでしまうという方法です。これにより、子供が学校の授業で新しい内容を聞いたときにすでに理解しているため、復習や確認の時間として使えるというメリットがあります。
先取り学習は、特に進学塾や家庭教師を利用する家庭で行われることが多く、その効果や方法について多くの議論がなされています。
本記事では、先取り学習のメリット・デメリットについて詳しく解説し、特に家庭で取り組む際の方法としてプリント学習の有効性についても触れていきます。
先取り学習の必要性について
先取り学習の必要性については、さまざまな意見があります。必要性を問われる理由には、いくつかの問題点や弊害があるからです。
しかし、取り組み方や学習方法によっては非常に有意義なものとなり得ます。
重要なのは、「必要か不要か」ではなく、お子さまに合った取り組み方を見つけることです。
子供が学校の授業についていけず、つまずくことが多い場合、先取り学習は授業の理解を助けるために役立ちます。また、学習の進め方を工夫することで、子供の負担を減らしつつ効果的に学習を進めることができます。
具体的なつまずく理由としては、授業の進行が早すぎる、個別指導が不足している、興味が持てない内容である、といったことが挙げられます。
これらの問題に対して、先取り学習を導入することで、事前に理解を深め、授業に自信を持って臨むことができるようになります。
先取り学習のメリット
授業内容の理解が早い
先取り学習をすることで、学校の授業内容をすでに学習済みであることが多くなります。
そのため、授業内容をいち早く理解し、常に遅れることなく取り組むことができます。特に、算数や理科などの理解が進むことで、授業中に余裕を持って応用問題に取り組むことができるようになります。
勉強好きになる
授業内容の理解が他の生徒より早いため、子供は得意なことが増えたと感じ、さらに進んで勉強するようになります。この成功体験の積み重ねが、子供に自信を与え、学習意欲を高める効果があります。
先取り学習で習った内容を学校の授業で理解できた場合、子供は「自分は勉強が得意だ」と感じ、ますます学習に励むようになります。
受験で有利になる
先取り学習をすることで、他の子供よりも多くの内容を学んでいることから、受験でも有利になるケースが多いです。特に、中学受験や高校受験を控えた子供にとっては、試験範囲を早めに学習しておくことが非常に有効です。
これにより、試験直前の復習に多くの時間を割くことができ、高得点を狙いやすくなります。
先取り学習のデメリット
過度な学習は子供の負担になる
先取り学習をやりすぎると、子供の負担になる場合があります。過度な学習はストレスを引き起こし、学習に対する嫌悪感を抱く原因となることがあります。
そのため、親や教師は子供のペースに合わせ、適度な量で取り組むように気をつける必要があります。
毎日何時間も学習を強制するのではなく、子供が楽しんで学べる範囲で先取り学習を行うことが大切です。
学校の授業を聞かなくなる
先取り学習ですでに習っている箇所が授業で出ると、子供によっては退屈と感じ、学校の授業を聞かなくなってしまう場合があります。
この場合、授業中の集中力が低下し、他の科目や新しい内容に対しても興味を失う恐れがあります。
机に向かって学習する習慣や一定時間集中して取り組むことを身につけさせることが大事です。
点数や受験のための学習になる
学習する目的が明確でないと、目先の点数や受験のためだけの学習になりがちです。その結果、目標が達成されると学習意欲を失ってしまうことがあります。
何のために学習するのかといった目的を明確にすることが重要です。
七田式教育では、「志」を大切にし、将来人の役に立つ仕事をするために学ぶという理念を教えています。
先取り学習の注意点
授業への取り組み方を身につけさせる
子供が何かを学ぶ上で大事なことは、学ぶ習慣を身につけさせることです。子供のころに身につけた学習習慣は、大人になってもそのまま役立ちます。
先取り学習を通じて、学習習慣をしっかりと身につけさせることで、学校の授業にも真剣に取り組む姿勢が身につきます。
毎日のルーティンとして決まった時間に勉強する習慣を作ることが重要です。
学習の目的を明確にする
学習は目先の課題を解決するためではなく、大きな夢や志を達成するために行います。
七田式教育では、この「志」の部分を大事にし、「将来人の役に立つ仕事をする」といった志をもって学習に取り組むことを推奨しています。
テストや受験はあくまで過程であり、通過点に過ぎないことを子供に伝えることが大切です。
家庭での先取り学習
家庭内で先取り学習をする場合はプリント学習がおすすめです。
プリント学習は、子供のペースに合わせて、毎日少ない時間で取り組むことができます。
プリント学習の3つの効果
-
1 勉強を習慣化できる
プリント学習を毎日行うことで、子供が勉強を習慣化することができます。
毎日決まった時間に机に向かい、プリントを解くことで、勉強することが日常の一部となります。これにより、将来的にも自発的に学習に取り組む姿勢が養われます。
-
2 文字書きの練習ができる
タブレットやPCではなく鉛筆でプリントに回答するため、小さいときに必要な「書く」という力を身につけさせることができます。
特に小学生の時期は、文字を書く練習が重要です。プリント学習を通じて、正しい字形やバランスを身につけることができます。
-
3 達成感が得られる
プリントは回答した分の量が目に見えるため、回答すればするほど達成感が得られやすいです。
一枚のプリントを全て解き終えたときの達成感は、子供の学習意欲を高める大きな要因となります。このような小さな成功体験を積み重ねることで、子供は自信を持って学習に取り組むようになります。
七田式教育におけるプリント学習
小学生からでも大丈夫！
七田式教育といえば、幼児教育として有名ですが、小学生からでも取り組むことができます。実際、取り掛かる時期が早ければ早いほど効果的です。
小学校低学年のうちに七田式のプリント学習を始めることで、基礎学力をしっかりと身につけることができます。今からでも遅くはありませんので、ぜひ取り組んでみましょう。
七田式小学生プリント思考力こくご1年生
『七田式小学生プリント』は、思考力を伸ばすために３つの特長で設計されています。
『七田式小学生プリント』の3つの特長
-
1 スモールステップの短時間集中学習
取り組むボリュームは、1科目あたり1日1〜2ページのペースで大丈夫です！
習い事などをされていても、スキマ時間で無理なく続けられるように作られています。
スモールステップを積み重ねることで、自分から机に向かう習慣を育てられます。
-
2 学習内容を確実に定着させる400%学習
プリントを順番に解き進めていくだけで、類題を4回繰り返すことができるため、改めて復習する時間は必要ありません！
毎日短時間のプリント学習を続けるだけで、学習内容が定着し確実にレベルアップすることができます。
-
3 学校の内容＋独自のカリキュラム
学校での学習内容に加えて、より高い「思考力」を養う問題を豊富に扱っています。
学校の授業だけでは学ぶことのできない「頭の使い方」をトレーニングすることができる独自のカリキュラムです。
特に小学1年生向けの『思考力こくごプリント』は、基本的な国語力を高めるだけでなく、論理的思考や問題解決能力を養うことを目的としています。
プリント問題を解くことで、言語能力だけでなく、小学1年生で身につけておくべき「思考力」を培うことができます。
まとめ
本記事では、小学生の先取り学習の必要性について、そのメリット・デメリットを中心に解説しました。
先取り学習は、授業内容の理解を早め、勉強好きになる、受験で有利になるなどのメリットがありますが、過度な学習は子供の負担になる、学校の授業を聞かなくなる、点数や受験のための学習になるなどのデメリットもあります。
家庭での先取り学習には、プリント学習が有効であり、習慣化、文字書きの練習、達成感の効果があります。
七田式教育におけるプリント学習は、小学生からでも取り組むことができ、子供の思考力を育てるために最適です。
先取り学習は子供の成長に合わせて取り入れることが重要です。適切な方法で実践することで、学習意欲を高め、将来の学びの基盤を築くことができます。家庭での学習方法としてプリント学習を取り入れ、子供のペースに合わせた学びを進めていきましょう。