幼児期に論理的思考力(ロジカルシンキング)は身につくの!?
身につける3つのメリットと4つの方法
目次
- 1 論理的思考力(ロジカルシンキング)とは?
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2 論理的思考力を身につける意味と具体的なシーン
- 2.1 問題解決能力
- 2.2 コミュニケーション能力が身につく
- 2.3 説得力のある話し方が身につく
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3 幼児期の論理的思考力の4つの鍛え方
- 3.1 絵本の読み聞かせをする
- 3.2 順序立てて会話する習慣をつくる
- 3.3 ロボット制作やプログラミングなどに取り組ませる
- 3.4 論理的思考力が上がるアプリやゲームに取り組ませる
- 4 七田式教育における数の取り組み
- 5 まとめ
論理的思考力(ロジカルシンキング)とは?
論理的思考力(ロジカルシンキング)は、現代社会を生きる上で欠かせない重要なスキルです。論理的思考力を一言で説明すると、物事を順序立てて考える力ということもできます。
論理的思考力の本質は、ある事象の結果に対して、
①「結果」に対して「原因」となったことは何か?
②「結果」を左右した「背景」は何か?
など、関連性を論理的(ロジカル)に、矛盾なく考えることです。
この考え方は、人に物を説明するとき(ビジネスの場)やプレゼンテーション、問題に対して原因を探る、対策/課題を考える際にも役立ちます。
AだからCです、と説明されるより、A→B→Cと間にBを入れること、かつ→の方向に矛盾がないことによって、説明がよりわかりやすくなります。
このように、物事を論理的に考える癖をつけることで、
①物事を理解するスピードが増す
②様々な問題を効率的に解決に導くことができる
③家族や友人との会話もより深く理解でき、意味のあるものになる
など、あらゆるシーンで効果を発揮します。
ここまで読んだだけでは、
「とても難しそう」
「小さい子ではそんな考え方は無理では?」
「頭の良い人じゃないと無理そう」
と、思われるかもしれませんが、実はそんなことはなく、むしろ幼児期からの適切な学習が、身につけるポイントになります。
幼児期における論理的思考力はコミュニケーション能力
幼児期における論理的思考力は、主に日常生活の中で自分の言いたいことを正しく相手に伝える能力です。この時期の論理的思考力は、「コミュニケーション能力」とも深い関係があります。
論理的思考力が身につくと、「今日、公園で遊んだ」という単純な事実を伝えるだけでなく、「お昼ご飯を食べてから公園に行って、ブランコに乗って、そのあとすべり台で遊んだ」というように、時系列に沿って出来事を説明できるようになります。
加えて、相手の話している内容を正しく理解する能力も、幼児期の論理的思考力の一部です。
論理的思考力が養われると、大人が話す内容を的確に理解し、適切な反応を返すことができるようになります。この時期のこれらの能力は、将来的な学習能力や社会性の発達にも大きく影響する重要なスキルです。
幼児期の論理的思考力は、遊びや日常生活の中で自然に育成されることもありますが、適切な刺激や教育によってさらに効果的に伸ばすことができます。
知的発達にも欠かせない論理的思考力
幼児期における論理的思考力は、主に日常生活の中で自分の言いたいことを正しく相手に伝える能力です。この時期の論理的思考力は、「コミュニケーション能力」とも深い関係があります。
論理的思考力が身につくと、「今日、公園で遊んだ」という単純な事実を伝えるだけでなく、「お昼ご飯を食べてから公園に行って、ブランコに乗って、そのあとすべり台で遊んだ」というように、時系列に沿って出来事を説明できるようになります。
加えて、相手の話している内容を正しく理解する能力も、幼児期の論理的思考力の一部です。
論理的思考力が養われると、大人が話す内容を的確に理解し、適切な反応を返すことができるようになります。この時期のこれらの能力は、将来的な学習能力や社会性の発達にも大きく影響する重要なスキルです。
幼児期の論理的思考力は、遊びや日常生活の中で自然に育成されることもありますが、適切な刺激や教育によってさらに効果的に伸ばすことができます。
学校教育にも欠かせない論理的思考力
近年、日本の教育方針は大きく変化しており、論理的思考力にフォーカスした、法則性を問われるような学習内容が多くなっています。このような教育環境の変化に、入学後すぐに適応できるかどうかは、子供の学習意欲や学校生活への適応に大きな影響を与えます。
幼児期のうちに論理的思考力の基礎を身につけておくことで、学校教育が始まっても、新しい学習内容にスムーズに順応することができます。
代表的なものは算数の文章題です。問題文から必要な情報を抽出し、それらを適切な順序で処理する能力が必要となります。これは、まさに論理的思考力そのものです。
他にも、理科の実験や社会科の調査学習などでも、観察した事実を整理し、そこから結論を導き出す能力が求められます。これらの学習活動に、幼児期から培ってきた論理的思考力を活かすことができるのです。
一方で、幼児期に論理的思考力の基礎が身についていない場合、どこかでつまずいてしまう可能性があります。特に、大きな環境の変化の中でのつまずきとなると、立て直すことが難しくなります。学習内容が理解できない、友人関係がうまく築けないといった問題が積み重なると、学校生活全体に対する意欲が低下してしまう恐れもあります。
幼児期のうちに論理的思考力を身につけさせることは、子供の将来の学習や生活の基盤を作る上で非常に重要だと言えます。
それは単に成績を向上させるためだけでなく、子供が自信を持って新しい環境に適応し、豊かな学校生活を送るための重要な準備となるのです。
論理的思考力を身につける意味と具体的なシーン
①問題解決能力
おもちゃが壊れてしまったとします。
論理的思考力が身についていると、次のような考え方ができます。
まず、なぜおもちゃが壊れたのか(原因)を考えます。次に「原因」「背景」を理解しようとします。
たとえば、狭い場所でおもちゃを投げたなどです。
次に、おもちゃが壊れてしまった原因に対して、自分がどのような対応、行動が取れるかを考えます。
具体的には、
- 次からはおもちゃを投げるのはやめよう。
- 狭い場所でものを投げるのはやめよう。
- 親に修理してもらう。
などです。
結果としておもちゃが壊われたと嘆くだけでなく、結果を分析し、どのような対応ができるかを考えるようになります。
②コミュニケーション能力が身につく
友達が悲しそうに話しかけてきたとします。
論理的思考力が育っていると、「なぜ、友達は悲しがっているのか?」「どういう状況でそうなったのか?」を考えながら話を聞き、順序立てて理解しようとします。
このような力を「傾聴力」と呼ぶこともありますが、相手の立場や状況を論理的に考えることで、相手に合わせた適切な応答ができるようになります。
さらには相手に好意的な印象を与え、円滑なコミュニケーションを図ることにも繋がります。
③説得力のある話し方が身につく
新しいおもちゃがほしいとします。
論理的思考を持つ子供は「このおもちゃで遊ぶと◯◯が身につく」「おもちゃを買ってもらう代わりに◯◯を頑張る」。
親にとっては嬉しい気持ちと悲鳴が交錯するかもしれませんが、これが「説得力のある話し方」の入り口です。
論理的思考力を身につけることで、説得力のある話し方ができるようになります。これは、物事を順序立てて考える能力が身につくことで、理論的に破綻しない内容を話すことができるようになるためです。
論理的思考力を身につけることで、子供たちは自分の考えや欲求を、より効果的に、説得力を持って伝えることができるようになります。これは、将来的に自己主張する力や交渉力の基礎となる重要なスキルです。
幼児期の論理的思考力の4つの鍛え方
幼児期の論理的思考力を効果的に鍛えるには、日常生活の中でできる様々な取り組みがあります。ここでは、特に効果的な4つの方法について詳しく解説します。
①絵本の読み聞かせをする
絵本を読むことは、幼児の論理的思考力を育む最も効果的な方法の一つです。絵本は多くの知識が凝縮されており、その内容を理解しようとする過程で、自然と論理的思考力が鍛えられます。
幼児向けの絵本は、通常、物語性が強く、明確なテーマを持って描かれています。例えば、「おおきなかぶ」のような昔話では、問題(大きすぎて抜けないかぶ)とその解決方法(みんなで力を合わせる)が明確に描かれています。このような物語を理解することで、子供たちは因果関係や問題解決の過程を学ぶことができます。
絵本を読む際には、単に物語を読み聞かせるだけでなく、子供に質問を投げかけることも効果的です。「次に何が起こると思う?」「主人公はどうしてそうしたのかな?」といった質問をすることで、子供の予測力や因果関係の理解力を鍛えることができます。
②順序立てて会話する習慣をつくる
日常的な会話の中でも、論理的思考力を鍛えることができます。まずは、子供に順序立てて話をする習慣をつけさせることが重要です。
子供が「ピアノ教室に通いたい」と言ってきた場合、その理由を順序立てて説明してもらうように促しましょう。
「なぜピアノ教室に通いたいのか」「ピアノを弾けるようになって、どうなりたいのか」「将来、どんな曲が弾けるようになりたいのか」といった具合に、子供の思考を掘り下げていきます。
これを繰り返すことで、子供は自然と自分の考えを整理し、順序立てて説明する力を身につけていきます。また、この過程で、子供自身も自分の想いや目標をより明確に理解することができます。
親も同様に、自分の考えや経験を子供に話す際には、順序立てて説明するよう心がけましょう。「まず〜があって、次に〜になって、そのため〜した」といった具合に、時系列や因果関係を明確にして話すことで、子供の良い見本になります。
③ロボット制作やプログラミングなどに取り組ませる
ロボット制作やプログラミングは、論理的思考力を鍛えるための最も直接的な方法の一つです。これらの活動は、物事を細かいステップに分解し、それらを正しい順序で組み立てる能力を必要とするため、論理的思考力の育成に非常に効果的です。
簡単なロボットを作る場合、「部品を組み立てる」「電源を接続する」「プログラムを書く」「動作をテストする」といった具合に、作業を順序立てて考える必要があります。また、ロボットが思い通りに動かない場合には、どこに問題があるのかを論理的に考え、解決策を見出す必要があります。
プログラミングにおいても同様です。「明かりを点滅させる」という単純な動作でさえ、「明かりを〇秒つける」「明かりを〇秒消す」「これを繰り返す」といった具体的な指示を正確に組み立てる必要があります。この過程で、子供たちは物事を論理的に分析し、順序立てて考える力を養うことができます。
④論理的思考力が上がるアプリやゲームに取り組ませる
近年では、論理的思考力を鍛えることができる教育的なアプリやゲームが数多く開発されています。これらは、遊びの要素を取り入れながら論理的思考力を育成できるため、子供たちにとって取り組みやすい方法と言えます。
パズルゲームは論理的思考力を鍛えるのに最適です。ピースをどの順番で、どのように配置すれば目標を達成できるかを考えることで、順序立てて考える力や問題解決能力が育ちます。また、迷路ゲームや戦略ゲームなども、先を見通す力や計画を立てる能力を養うのに効果的です。
教育的なアプリの中には、算数や科学の基礎を楽しく学べるものもあります。これらのアプリは、論理的思考力だけでなく、基礎的な学力も同時に身につけることができるという利点があります。
ただし、アプリやゲームの使用には適切な時間管理が必要です。長時間の使用は目の疲れや集中力の低下を招く可能性があるため、1日のプレイ時間を制限し、継続的に少しずつ取り組むようにしましょう。
七田式教育における数の取り組み
論理的思考力を身につけさせるためには算数が最適!
論理的思考力を育成する上で、算数は非常に効果的な科目です。算数は、提示された問(とい)に対して、明確な解(かい)を導き出す力を養います。この過程で、子供たちは問題を正しく理解する力と、解に向けて順序立てて計算を組み立てていく力を同時に身につけることができます。
算数の問題を解く際には、以下のような論理的思考のプロセスが必要となります。
①問題の理解:与えられた情報を正確に把握し、何を求めるべきかを明確にします。
②計画の立案:問題を解決するための方策を考え、必要な計算手順を組み立てます。
③計画の実行:立てた計画に従って、実際に計算を行います。
④振り返り:得られた答えが妥当かどうかを確認し、必要に応じて修正を加えます。
このプロセスを繰り返し経験することで、子供たちは自然と論理的に考える習慣を身につけていきます。また、算数の問題には必ず正解があるため、自分の思考プロセスの正しさを客観的に確認することができるという利点もあります。
さらに、算数は日常生活との結びつきが強い科目です。例えば、買い物の際の計算や時間の管理など、日々の生活の中で算数の知識や考え方を活用する機会が多くあります。このため、算数を通じて身につけた論理的思考力は、実生活の中でも即座に活用することができます。
『七田式デジタル学習プログラム~with LOGIQ LABO~』
『七田式デジタル学習プログラム~with LOGIQ LABO(ロジックラボ)~』は、幼児用タブレット学習アプリとして、主に算数に焦点を当てたデジタル教材です。4歳から6歳の子供たちの初めての算数学習に適しており、苦手意識を持つことなく楽しく取り組むことができます。
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1取り組み時間は1日10〜15分
取り組み時間は1日10分から15分で、短時間で効率よく学習できるため、長時間のタブレット使用を避けることができます。
この時間設定は、子供たちが集中力を維持しやすく、学習内容をしっかりと吸収できるように設計しています。短時間であっても毎日続けることで、積み重ねが大きな成果を生むことができます。
また、保護者も学習時間を管理しやすく、無理なく日常生活に組み込むことが可能です。子供たちが無理なく学習を続けることができる仕様になっています。
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2約3,000問の豊富な問題
このプログラムには約3,000問の問題があり、空間認識力、算数思考力、算数活用力の3つのカテゴリに分かれています。
よって、子供たちは幅広い分野でのスキルをバランスよく身につけることができます。毎日コツコツと取り組むことで、適度な休憩を挟みながら、6か月間ですべての学習を完了することができます。
各カテゴリは子供たちの発達段階に合わせて設計されており、学習が進むにつれて難易度が徐々に上がっていくため、常に新しい挑戦を楽しむことができます。
※コースごとに、学習開始より6か月間の使用期限があります。計画的に取り組むことが大切です。
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3自然と毎日続けられる学習フロー
バリエーション豊富な問題が出題されるため、子供たちに負担をかけず、楽しみながら継続して学習に取り組むことができます。問題はゲーム感覚で進められるよう工夫されており、子供たちは次々と出題される課題に挑戦することで自然と学習が進んでいきます。
また、デイリースタンプや学習によって得られるポイントでアバターを着せ替えする機能もあり、モチベーションの維持に役立ちます。このような工夫により、子供たちは学習に対する抵抗感を感じることなく、日々の学習習慣を身につけることができます。
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4お子さまに合わせてAIが問題を自動カスタマイズ
AIが子供の学習内容を自動的に判断し、問題数を調整します。子供たちは自分のペースで学習を進めることができ、無理なく成長していくことができます。また、保護者もカスタマイズ可能で、回答率の低い問題に関しては、問題数を増やすなどの指示が可能です。
AIは子供の強みと弱みを把握し、それに応じて最適な学習プランを提供するため、効果的な学習が可能です。子供たちに最適な学習体験を提供でき、保護者も安心して見守ることができます。
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5スマートフォンでお子さまの成長がわかる
保護者専用アプリケーションを通じて、日々の学習の進捗度や子供の成長をグラフや数値で把握できます。保護者としても子供の学習状況を確認しやすく、適切なサポートを提供することができます。学習の進捗状況をリアルタイムで把握することで、早期に問題点を見つけて対策を講じることが可能です。
具体的な目標を設定し、それに向かって親子で協力しながら学習を進めることで、達成感を得ることができます。モチベーションを維持しながら、親子共に継続的に学習に取り組むことができます。
『七田式デジタル学習プログラム~with LOGIQ LABO(ロジックラボ)~』
- ✔取り組み時間は1日10〜15分
- ✔約3,000問の豊富な問題
- ✔ 自然と毎日続けられる学習フロー
- ✔ お子さまに合わせてAIが問題を自動カスタマイズ
- ✔ スマートフォンでお子さまの成長がわかる
まとめ
幼児期における論理的思考力の育成は、子供の将来的な成功と深く結びついています。本記事では、論理的思考力の説明から始まり、その重要性や七田式教育における具体的な取り組みまでを詳しくお話しました。
論理的思考力とは、物事を順序立てて考える力であり、日常生活のあらゆる場面で活用される重要なスキルです。幼児期にこの能力を身につけることで、コミュニケーション能力の向上、問題解決能力の強化、説得力のある話し方の習得など、多くのメリットがあります。
特に、学校教育が始まってからは、論理的思考力は大きな強みとなります。論理的思考力を身につけていれば、近年の教育方針の変化に対応し、スムーズに学習活動に取り組むことができるようになります。
論理的思考力を育成する方法としては、絵本の読み聞かせ、順序立てた会話の習慣づけ、ロボット制作やプログラミング、教育的なアプリやゲームの活用などが代表的なものに挙げられます。
七田式教育では、算数を通じて論理的思考力を育成することに力を入れています。特に、七田式デジタル学習プログラム~with LOGIQ LABO~は、幼児の論理的思考力を効果的に育成するための優れた教材です。このプログラムは、短時間で効果的な学習ができ、AIによる個別最適化や保護者向けの進捗確認機能など、さまざまな工夫が施されています。
論理的思考力の育成は、一朝一夕には達成できません。しかし、幼児期から適切な方法で継続的に取り組むことで、確実に力をつけていくことができます。子供の興味や好奇心を大切にしながら、楽しみつつ論理的思考力を育んでいくことが、子供の健やかな成長と将来の成功につながっていきます。

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