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ひらがなの読み書きは何歳から?
発達に合わせた教え方とは?

ひらがなの読み書きは何歳から

目次

七田式における読み書きの取り組みは何歳から?

読み書きは、学習の基礎となる重要な要素です。 現代は、就学前に基本的な読み書きの能力を一通り身につけることが一般的になってきています。

このような背景の中、七田式では、子供の発達段階に合わせて、3歳~4歳ごろから読み書きの取り組みを開始することをおすすめしています。
しかし、ただ年齢だけで判断するのではなく、子供の発達や興味に応じて柔軟に対応することが重要です。

本記事では、七田式に基づいた読み書きの取り組み開始の目安や、効果的な教え方の流れについて詳しく解説していきます。 子供の潜在能力を最大限に引き出し、楽しみながら学べる環境を整えることで、読み書き能力の向上だけでなく、学習全般への意欲や自信を育むことができます。

七田式とは

七田式は、1958年に教育者の七田眞(しちだまこと)によって提唱された革新的な教育法です。七田式の特長は、幼児が持つ驚異的な潜在能力と吸収力に着目したことにあります。
七田眞は、適切な年齢で適切な学習方法を用いることで、子供たちの能力を最大限に引き出せると考えました。

> 七田式について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

読み書きの取り組みを開始する目安

読み書きの取り組みを開始するタイミングは、多くの親御さんにとって悩ましい問題です。

  • 「あ」「い」「う」「え」「お」の順で学習し、次に「か」「き」「く」「け」「こ」と進みます。
  • 日本語の基本的な順序である、あいうえお順で学ぶことで、前後の音の関係性も含めて覚えることができます。


このような不安を抱える方も多いでしょう。

七田式では、子供の発達段階や個性に合わせて柔軟に対応することを重視しています。
そのため、読み書きの取り組みを開始するにあたっては、「子供が関心を持っているか」を一番に考えましょう。

子供が文字や書くことに興味を示し始めたとき こそ、取り組みを始める絶好のチャンスです。

無理やり学ばせよう、取り組ませようとすると、逆に嫌悪感を抱かせてしまう可能性があります。
子供の自然な好奇心に寄り添いながら、楽しく学べる環境を整えることが大切です

読み書き目安

「読み」は文字への関心

「読み」の取り組みを開始する最適なタイミングは、子供が文字に対して興味を示し始めたときです。
具体的には、以下のような行動が見られたら、文字への関心が芽生え始めたと判断してよいでしょう。

  • 街中の看板や本の表紙の文字を指さして「これは何?」と聞いてくる
  • テレビやスマートフォンの画面に表示される文字に注目する
  • 絵本を読んでもらうときに、文字の部分にも目を向けるようになる
  • アルファベットや数字のおもちゃに興味を示す


このような兆候が見られたら、積極的に文字に触れる機会を増やしていくことをおすすめします。
例えば、次のようなことをしてみましょう。

  • 絵本の読み聞かせの頻度を増やす
  • 単語のフラッシュカードを使った遊びを取り入れる
  • 日常生活の中で目にする文字(食品パッケージやカレンダーなど)について話題にする
  • 文字の形を使った遊び(「あ」の形を見つける、など)を楽しむ

これらの活動を通じて、子供が自然と文字に親しみ、「読む」ことへの興味を深めていくことができるでしょう。

読みは文字への関心

「書き」は書くことへの関心

一方、「書き」の取り組みを始める目安は、子供が書くという行為自体に興味を示し始めたときです。
以下のような行動が見られたら、書くことへの関心が芽生え始めたサインといえるでしょう。

  • 鉛筆やクレヨンを持って、紙に何かを描こうとする
  • 大人が字を書いているのを真似して、何かを書こうとする
  • 砂場や地面に指で線を引いたり、模様を描いたりして遊ぶ
  • パソコンやスマートフォンのキーボードを触りたがる

このようなサインが見られたら、書く楽しさを感じられるような活動を取り入れていきましょう。
例えば、次のような取り組みをおすすめします。

  • お絵かき遊びの機会を増やす
  • 線描きや迷路のプリントを用意する
  • 砂文字遊びや指絵の具を使った活動を楽しむ
  • 大きな紙に自由に落書きする時間を設ける

このような活動を通じて、子供は手先の器用さを高めながら、表現することの楽しさを体験できます。
そして、この経験が後の文字を書く活動へとつながっていくのです。

重要なのは、子供の興味や関心に寄り添いながら、無理のない範囲で楽しく取り組むことです。
焦らず、子供のペースを尊重しながら、読み書きの世界への扉を少しずつ開いていくことが、七田式の考え方の基本となっています。

読み書きの教え方の流れ

七田式における読み書きの教え方は、子供の発達段階に合わせて段階的に進めていきます。
基本的な流れは、「単音→単語→文章」という順序です。
この順序は、子供の理解度や習得のしやすさを考慮して設定されています。

早速、「読み」と「書き」のそれぞれについて、年齢ごとの具体的な取り組み方を見ていきましょう。

読み書き目安

「読み」の取り組み

3歳:単音の読み
3歳ごろから始める「読み」の取り組みでは、まず単音(ひらがな一文字)の読みから始めます。この段階では、以下のポイントに注意しながら進めていきます。

1.あいうえお順で進める:

  • 「あ」「い」「う」「え」「お」の順で学習し、次に「か」「き」「く」「け」「こ」と進みます。
  • 日本語の基本的な順序である、あいうえお順で学ぶことで、前後の音の関係性も含めて覚えることができます。

2.フラッシュカードを活用する:

  • 七田式で重視されるフラッシュカード学習法を用いて、短時間で繰り返し単音を見せます。
  • カードを素早く切り替えることで、右脳を活性化させ、直感的な理解を促します。

3.音声と文字を結びつける:

  • 文字を見せながら、はっきりと発音して聞かせます。
  • 子供に文字を見せて、「これは何て読む?」と聞いてみる遊びを取り入れます。

4.日常生活の中で文字に触れる機会を増やす:

  • 食品パッケージやおもちゃの箱など、身の回りにある文字を指さして読んでみせます。
  • 絵本の中の単語を指さしながら読み聞かせをします。

この段階では、無理にすべての文字を覚えさせようとするのではなく、文字に親しむことが主な目的です。
子供の興味や理解度に合わせて、ゆっくりと進めていくことが大切です。


4歳:単語の読み
4歳ごろになると、単音の理解が進み、単語を読む段階に移行します。この段階では以下のような取り組みを行います。

1.あいうえお順で進める:

  • 単音の学習と同様に、あいうえお順で単語を学んでいきます。
  • 例:「あめ」「いぬ」「うし」「えんぴつ」「おにぎり」など

2.身近な単語から始める:

  • 子供にとって馴染みのある、日常生活で使う単語から始めます。
  • 食べ物、動物、身の回りの物など、具体的なイメージがわきやすい単語を選びます。

3.絵と文字を組み合わせる:

  • 単語カードに絵と文字を併記し、視覚的な理解を助けます。
  • 少しずつ、絵がなくても読めるように練習していきます。

4.語彙を増やす工夫をする:

  • テーマ別の単語集(例:動物、乗り物、食べ物など)を作成し、関連する単語をまとめて学びます。
  • 新しい単語を覚えるたびに、その単語を使った短い文を作る練習をします。

この段階では、単に単語を読めるようになるだけでなく、その意味を理解し、適切に使えるようになることも目指します。
子供の興味に応じて、徐々に難しい単語も取り入れていきましょう。


5歳:文章の読み
5歳ごろになると、多くの子供が簡単な文章を読めるようになります。この段階では、以下のような取り組みを行います。

1.短い文章から始める:

  • 最初は1行程度の短い文章から始めます。
  • 例:「いぬがはしる。」「ねこがねている。」など

2.絵本を活用する:

  • 文字の大きな絵本や、一文ごとに絵がついている絵本を選びます。
  • 親子で交互に読むなど楽しみながら読書の習慣をつけていきます。

3.徐々に文章量を増やす:

  • 子供の理解度や興味に合わせて、少しずつ長い文章に挑戦します。
  • 2~3文からなる短い段落、そして複数の段落へと進めていきます。

4.音読を取り入れる:

  • 声に出して読むことで、文字と音の結びつきを強化します。
  • リズムよく読めるよう、ゆっくりと丁寧に指導します。

この段階では、単に単語を読めるようになるだけでなく、その意味を理解し、適切に使えるようになることも目指します。
子供の興味に応じて、徐々に難しい単語も取り入れていきましょう。

読みの取り組み

「書き」の取り組み

「書き」の取り組みは、「読み」とは異なり、必ずしもあいうえお順で進める必要はありません。子供にとって書きやすいひらがなから始め、徐々に難しい文字へと進めていくのが効果的です。 以下、年齢ごとの具体的な取り組み方を見ていきましょう。

4歳:単音の書き
4歳ごろから始める「書き」の取り組みでは、まず単音(ひらがな一文字)の書きから始めます。この段階では、以下のポイントに注意しながら進めていきます。

1.一筆書きできるひらがなから始める:

  • 「し」「へ」「の」など、一筆で書ける簡単なひらがなから始めます。
  • 次に「い」「う」「え」など、二画の文字へ進みます。

2.正しい筆順を意識させる:

  • 最初から正しい筆順で書く習慣をつけることが重要です。
  • 筆順表や筆順アニメーションなどの視覚教材を活用します。

3.大きな紙に書く練習から始める:

  • A4サイズよりも大きな紙を用意し、腕全体を使って大きく書く練習をします。
  • 段々と文字サイズを小さくしていきます。

4.様々な書く道具を試す:

  • クレヨン、太めのマーカー、鉛筆など、さまざまな筆記具を使って書く経験をさせます。
  • 砂文字盤や指絵の具など、指先で文字を描く経験も取り入れます。

この段階では、文字を正確に書くことよりも、書くことへの興味や意欲を育てることが重要です。
子供のペースに合わせて、楽しみながら進めていきましょう。


5歳:単語の書き
5歳ごろになると、単音の書きに慣れてきて、単語を書く段階に移行します。この段階では以下のような取り組みを行います。

1.簡単な単語から始める:

  • 「あめ」「いぬ」「うみ」など、短くて簡単な単語から始めます。
  • 子供の名前や家族の名前など、身近な単語を書く練習も効果的です。

2.正しい文字の組み合わせを意識させる:

  • ひらがなの組み合わせ方や、文字と文字の間隔に注意を向けさせます。
  • 単語カードを見て書き写す練習から始め、徐々に見ずに書けるよう練習します。

3.語彙を増やす工夫をする:

  • テーマ別の単語リスト(動物、食べ物、色など)を作成し、関連する単語をまとめて練習します。
  • 新しく覚えた単語をノートに書き留める習慣をつけます。

4.創造力を育む活動を取り入れる:

  • 絵を描いて、その絵の名前を書く活動を行います。
  • 簡単な絵日記を書く習慣をつけ、絵と文字で表現する楽しさを感じられるようにします。

この段階では、単に単語を書けるようになるだけでなく、書くことを通じて自分の思いや考えを表現する楽しさを感じられるようになることが目標です。子供の興味や理解度に合わせて、難しい単語にも挑戦していきましょう。


6歳:作文
6歳ごろになると、多くの子供が簡単な文章を書けるようになります。この段階では、以下のような取り組みを行います。

1.短い文章から始める:

  • 最初は「ねこがねている。」「そらがあおい。」など、主語と述語からなる簡単な文から始めます。
  • 慣れてきたら「おおきないぬがはしっている。」など、修飾語を含む文へと発展させます。

2.日記や手紙を書く習慣をつける:

  • 毎日短い日記を書く習慣をつけます。絵日記から始めて、少しずつ文章量を増やしていきます。
  • 家族や友達、想像上の人物(サンタクロースなど)に向けた手紙を書く機会を設けます。

3.物語創作を楽しむ:

  • 好きな絵本の続きを想像して書く、オリジナルの短い物語を作るなど、創造力を育む活動を取り入れます。
  • 家族で物語のリレー創作を楽しむのも効果的です。

4.説明文を書く練習をする:

  • 好きな動物や食べ物について、簡単な説明文を書く練習をします。
  • 「なぜなら」「たとえば」などの接続詞を使って、理由や例を挙げる練習をします。

この段階では、文法的な正確さよりも、自分の考えや感情を文章で表現する楽しさを感じられることが重要です。 子供の興味や得意分野に合わせて、さまざまなテーマで書く機会を提供しましょう。

読み書きの流れ

読み書きの代表的な七田式教材

七田式プリント

『七田式プリント』は、3歳から取り組みを開始できるようになっており、お子さまの成長に合わせてA・B・C・Dとシリーズがあります。
最大の特長はプリントを解き進めることで「考える力」と「感覚的な能力」の両方を養える点です。
1シリーズに「ちえ」「もじ」「かず」それぞれのプリントが10冊ずつ入っており、日々の取り組みを進めていくと、10か月で1シリーズ終わるようなボリュームです。


ちえ・もじ・かずの取り組み

『七田式プリント』は、「ちえ」「もじ」「かず」の3つの分野をバランス良く鍛えられる作りになっており、子供の総合的な知的能力を育成することを目指しています。

  • 1ちえ:考える力。社会の常識や物の名前などの知識を養います。

  • 2もじ:読み書きする力。国語力の基礎である「文字」への理解を深めます。

  • 3かず:数学力。足し算・引き算につながる力を身につけます。

「ちえ」「もじ」「かず」の3つを総合的に育てることで、学習能力の基礎を身につけることができます。

1日3枚15分で就学前の基礎を完璧にマスター!

集中力の続きにくいお子さまでも、無理なく取り組めるのが『七田式プリント』の良いところです。
お子さまにとって多すぎず、少なすぎない問題量なので、「もっとやりたい!」と思う気持ちが自然に湧き、次の日のやる気につながります。
1日約15分の取り組める量は、毎日続けやすく、自分から学ぶ習慣が自然と身につきます。
おやつの前、お風呂から出た後、寝る前の時間といったように、時間を決めて取り組むことがおすすめです!

就学前の学習習慣が身につく!

幼児期のうちに学習習慣を身につけておけば、就学後の学習をスムーズに行うことができます。
学習の習慣化を助けるのは「決まったスケジュール」で取り組むことです。
できるだけ毎日、同じ時間帯・同じスケジュールで取り組むことで最大限の効果を得ることができます。
『七田式プリント』は1日3枚15分で取り組んでいただけるので、毎日無理なく続けることができます。
学習習慣が身についた子供は、誰に言われなくても、自然と勉強できるようになります。

七田式プリントA

『七田式プリント』

  • 七田式人気教材No.1
  • 取り組み時間は1日約15分
  • 楽しく学べるから、学習習慣が身につく
  • 就学前の基礎学力を定着
各: 14,800円 (税込)
ラインナップはこちら

まとめ

七田式における読み書きの取り組みは、子供の発達段階と個性に合わせて柔軟に進めていくことが特長です。
3歳~4歳ごろに始まる読み書きの学習は、単に学力向上のためだけでなく、コミュニケーション能力や創造力、思考力の基礎を築く重要な取り組みとなります。
読みの学習では、単音から単語、そして文章へと段階的に進めていきます。

書きの学習も同様に、一筆書きの簡単なひらがなから始め、単語、短文、そして作文へと段階的に発展させていきます。
どちらの学習においても、子供の興味や関心を大切にし、遊びの要素を取り入れながら楽しく学べる環境を整えることが重要です。

七田式の理念に基づいた読み書きの学習を通じて、子供たちは言語能力だけでなく、思考力、創造力、自己表現力など、将来の学びや生活に必要な総合的な能力を身につけていくことができます。
家庭でこれらの取り組みを実践する際は、常に子供の反応を見守りながら、楽しく、無理のないペースで進めていくことが成功の鍵となります。

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