そのイライラは、甘いものが原因!?
甘いものが大好きで、小腹が空くと甘いものを手に取ってしまったり、イライラを抑えるためについつい甘いお菓子を口にしてしまう…ということはありませんか?
「甘いものをやめたい」と思っていても、
- ✔朝食や昼食は菓子パン
- ✔間食にケーキやドーナツ
- ✔飲み物は炭酸飲料やジュースなどの清涼飲料水
といったことが習慣になっていると、甘いものを食べないとイライラする、落ち着かないという状態になってしまいます。
そして、それは大人だけではなく、子供も同じです。
子供を泣き止ますため、機嫌を良くするためと甘いお菓子やジュースを与えている場合は、まず、その習慣をやめましょう。
甘いものが習慣化してしまうと、太りやすくなるだけではなく、
- ✔イライラしやすい
- ✔怒りやすい、キレやすい
- ✔集中力、記憶力の低下
- ✔じっとしていられない
- ✔ぼーっとしやすい
という症状が現われてしまいます。
気がつくと甘いものを食べている方や、食べないと落ち着かないという方は、まずは、食べる頻度を減らすことから始めましょう!
「疲れたときに甘いもの」は逆効果!
疲れたときやイライラしたとき、脳の栄養補給にと甘いものを食べる習慣はありませんか?
確かに、甘いものを食べるとリラックスし、元気になるイメージがありますが、それは一時的なもの。
脳のエネルギー源となるブドウ糖を摂ることは大切ですが、白砂糖は吸収しやすく血糖値が急激に上昇してしまうため、白砂糖がたっぷり使われた甘いものは要注意です。
血糖値が急激にあがると、体は血糖値を下げるためにインシュリンが大量に放出されます。
すると、次は上がった血糖値が急激に下がり、必要な血糖まで消費されてしまいます。
低血糖症になると、イライラしたり無気力感に襲われるため、その状況から脱却しようとまた甘いものを食べる…という悪循環に陥ってしまうのです。
そのような状態を繰り返していると、ホルモンの調節機能が狂ってしまい、体も心も疲れてしまいます。
まわりにいる子供や知り合いで、ちょっとしたことで癇癪(かんしゃく)を起こしたり、情緒が不安定、攻撃的、いつも疲れているという方はいませんか?
そのような方は、白砂糖のとり過ぎが原因かもしれません。
スポーツ飲料や清涼飲料水にも大量の砂糖が使われています
また、スポーツ飲料などの清涼飲料水にも大量に砂糖が使われています。
部活動中や運動中にスポーツ飲料を飲むという方は、反対に体を疲れさせるだけではなく、健やかな心を育む機会を損失させてしまっています。
部活動やスポーツは、将来、困難な状況になってもくじけずに、目標を達成するためにやり遂げる力をつけることができる、とても良い経験です。
せっかくそのような機会があるのですから、運動中の水分補給や疲労を回復するためには、清涼飲料水を飲むのではなく、砂糖を使用していない、ビタミンやミネラルが摂れる「クエン酸飲料」がおすすめです。
白砂糖はなぜ危険なの?
- 1習慣性
- 2潜在性
- 3増量性
白砂糖を使った食品を食べ続けていると、甘味の無いものは「おいしくない」と思い始め、習慣的に甘いものを欲しがるようになる
食べてすぐに体に変化があるわけではないので、知らず知らずのうちにゆっくりと体が蝕まれ、病気が進行していく
最初は少しの量でも甘味を感じていたのに、だんだんと麻痺し、甘味の濃い味が欲しくなる
また、ビタミンやミネラルを消耗してしまうので、疲れやすくなるだけではなく、免疫力が低下し、風邪やウィルスに感染しやすくなってしまいます。
さらに、MITのアレックス・シャウス教授は、白砂糖を多くとる人は、摂取量が少ない人よりもIQの低下が著しくなるという研究結果を報告しています。
こんな症状がある方は要注意!
- ✔疲れやすい
- ✔すぐに息切れがする
- ✔ちょっとしたことでイライラしてしまう
- ✔便秘気味
- ✔激しい生理痛や、PMSに悩んでいる
- ✔じっとしていられない、そわそわしている
- ✔手足が冷える
- ✔アレルギー症状がある
という症状に当てはまる方は、食生活を見直してみてください。
白砂糖の摂取を減らすために今すぐできる6つのポイント
- 1食事をきちんと摂る
- 2お菓子ではなく、自然の甘味のおやつで
- 3のどが渇いたら水やお茶を飲む
- 4買い置きをしない、主食にしない
- 5お料理の甘味づけは「きび糖」か「みりん」で
- 6タレや料理の素はできるだけ使わない
ビタミンやミネラルが十分に摂れるバランスの良い食事は、甘味の誘惑に強くなります。
白砂糖が使われたお菓子ではなく、トウモロコシや枝豆などに少量の塩をかけることで、甘味が引き立ちおいしく食べられます。
のどが渇いた時に甘い物を飲むと、癖になってしまうので、水やお茶を飲むようにしましょう。
プリンやケーキ、アイスクリーム等、デザートは少量にして買い置きせず、菓子パンを主食にするのはやめましょう。
お料理に甘味をつけたい場合は、白砂糖ではなく、きび糖やみりんを使うようにしましょう。
便利なタレや料理の素が販売されていますが、出汁・しょうゆ・酒・みりんなどを利用して、できるだけ手作りをするようにしましょう。
白砂糖のとり過ぎは、マグネシウムを消耗させる
マグネシウムは、インスリンの働きを良くし糖の代謝を改善する働きがあります。
白砂糖をとり過ぎてしまうと、糖の代謝に消耗され、その他の働きに必要な量が不足してしまいます。
マグネシウムは精神の安定やストレス対策に欠かせない栄養素なので、甘いものをよく食べる、ジュースをよく飲むという方は特に、積極的に摂るようにしましょう。
「甘いものが食べたい」はビタミンC不足のサイン!
「甘いものが食べたい!」と思った時は、実は、ビタミンC不足のサインです。
甘いお菓子ではなく、果物やビタミンCが豊富な干しいもなどで代用するようにすると、自然と、白砂糖が使われたお菓子を好まなくなります。
白砂糖を完全に断とうと考えるのではなく、「白砂糖のかわりにみりんを使おう」「このお菓子ではなく、違うものにしよう」というように、ふと立ち止まって、「自分は本当にコレを食べたいのか」と考え直してみてください。
すると、気がつけば白砂糖の使用量が減り、体も心も軽くなっているはずです。
お菓子やスイーツ、ジュースはあくまでも嗜好品です。
日常化しないように、気をつけていきましょう!