フラッシュカードで得られる効果とは?
おすすめの取り組み方と気をつけるべきポイント
この記事では、フラッシュカードの効果や種類、おすすめの取り組み方に加えて、七田式のフラッシュカードの取り組みについて解説します。
七田式のフラッシュカードは、豊富なシリーズでお子さまの興味を引き、記憶力や高速計算力、数学的センスを育てることができます。
フラッシュカードに興味のある方や、お子さまの知能を向上させたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 1 フラッシュカードとは?
- 2 フラッシュカードは何歳まで?
- 3 フラッシュカードの3つの効果
- 3.1 効果1:記憶力を高める
- 3.2 効果2:語彙力を高める
- 3.3 効果3:計算力を高める
- 4 フラッシュカードは意味が無い?
- 5 フラッシュカードの種類
- 6 おすすめの取り組み方3選
- 7 取り組む際に気をつけるべき3つのポイント
- 7.1 ポイント1:お子さまの気分や体調に合わせる
- 7.2 ポイント2:親子で一緒にやる
- 7.3 ポイント3:カードの質や量にこだわらない
- 8 七田式のフラッシュカードの取り組み
- 9 まとめ
フラッシュカードとは?
フラッシュカードとは、記憶力や語彙力、計算力などの向上を促すために使われる、単語・数字・絵などが書かれたカード型の教材のことです。
特に計算力を高める取り組みをドッツと表現することもあり、七田式ではドッツカードと呼ぶこともあります。
幼児期に脳が最も成長する時期にフラッシュカードを使った学習をすることで、右脳を活性化し、物事を写真のように記憶できる能力を引き出すことができます。
フラッシュカードは何歳まで
フラッシュカードは、0歳から就学前までのお子さまにおすすめです。
特に、0歳から6歳までの人間の脳が最も成長する“黄金期”といわれる時期に取り組むことで、最大の効果が期待できます。
この時期に、高速・大量のカードフラッシュによるインプットを行うことで、物事を写真のように記憶できる「記憶力」や、コンピューターのような「計算力」、著名な芸術家のような「イメージ力」などの、子供が本来持つすばらしい能力を最大限引き出すことができます。
フラッシュカードの取り組みは低年齢の時期が最も望ましいですが、もしそうでないとしても、高速で大量のカードを見せることで、右脳を活性化させ脳全体をバランス良く使える素地を養えます。
フラッシュカードを取り組むのに最適な年齢は?
フラッシュカードを取り組むのに最適な年齢は0歳6か月~1歳5か月です。この時期の子供は吸収力が非常に高く、脳が情報を優先的に取り込む時期です。
このため、フラッシュカードを頻繁に使用することで、幼児期の語彙力が飛躍的に向上します。
この時期にフラッシュカードを使用することで、子供の言語発達だけでなく、全体的な認知能力の基盤を強化することができます。
早期の言語学習は、将来的な学習能力にも大きな影響を与えるため、この期間に効果的な学習方法を導入することが重要です。
最適な年齢を過ぎても大丈夫!
最適な年齢を過ぎても、フラッシュカードの取り組みは効果的です。七田式教育では、0歳~6歳までの間は脳が多くの情報を吸収しようとする時期とされており、フラッシュカードを使用することで就学前の語彙力を増やすことができます。
6歳までの期間に多くのフラッシュカードを見せることで、子供の語彙力や記憶力、計算力を効果的に向上させることができます。
小学生以降はフラッシュカードの使用頻度が減少し、絵本の読み聞かせなど他の方法で学習を進めることが一般的です。しかし、6歳まではフラッシュカードの取り組みを続けることが推奨されます。
フラッシュカードの3つの効果
効果1:記憶力を高める
フラッシュカードを高速で大量に見せることで、左脳では対応しきれず、右脳が反応するようになります。
右脳の記憶は、「イメージ性の記憶」とも呼ばれ、見たものをそのまま瞬時に記憶します。
カードフラッシュをすることで、この「イメージ性の記憶」を育てることができます。
フラッシュカードを使ったインプットを通じて、学習した事柄を長期間にわたって覚え続けることが可能となります。
効果2:語彙力を高める
フラッシュカードには、さまざまな単語や絵が書かれています。お子さまにカードを見せながら、その言葉を言って聞かせることで、お子さまの語彙力を高めることができます。七田式教育では、0~5歳のお子さまを中心に、通常の4倍の語彙力を獲得することを目標としています。
効果3:計算力を高める
フラッシュカードには、数字やドッツ(点々)などが書かれたカードもあります。これを七田式では他のフラッシュカードと区別して「ドッツカード」と呼んでいます。
これらのカードを見せることで、数字と数の概念を身につけることができます。
高速でカードフラッシュをすることによって右脳に働きかけ、右脳が本来持つ、コンピューターのような高速計算力を身につけることにつながります。
フラッシュカードは意味が無い?
フラッシュカードの効果に対して、以下のような否定的な意見もあります。
- 脳を活性化するということに対するエビデンスがない?
- 子供が自分から感じ取るものではなく、受け身型の知識の詰め込み?
- 早期教育することによって、プライドが高いといったような性格に関する問題が生じる?
しかし、こういった類の主張には、科学的な根拠や証拠がないというのが実際のところです。
フラッシュカードは、個人差や取り組み方によっては、効果があったり弊害が出る可能性もあります。
また、フラッシュカードの最大の目的は、知識を与えることではなく、右脳を活性化し、脳全体の力をバランス良く使えるようにすることです。
そのため、フラッシュカードだけでなく、他の教育方法や親子の関係性といった他の側面も非常に重要です。
フラッシュカードの種類
長年に渡って幼児教材を開発してきた七田式のフラッシュカードは、豊富なシリーズでお子さまの興味を引きます。さまざまな種類のカードがあり、お子さまの興味や目的に合わせて選ぶことができます。
例えば、以下のようなものです。
また、自分でオリジナルのフラッシュカードを作ることもできるので、お子さまの好きなものや身近なものをカードに描いたり、絵や写真を貼ったりして、楽しく取り組んでみましょう。
おすすめの取り組み方3選
今からご紹介するのは、どの種類のフラッシュカードでも共通して活用できるおすすめの取り組み方です。
取り組み方1:カードを見せる順番を変える
フラッシュカードを見せる順番を変えることで、お子さまがすぐに飽きてしまうのを防ぐことができます。
また、カードを見せる順番にパターンがないことで、お子さまの記憶力を高めることができます。
カードをシャッフルしてから見せるか、カードの裏に数字や記号を書いて、ランダムに見せるようにしましょう。
取り組み方2:カードを見せる速度を変える
フラッシュカードを見せる速度を変えることで、お子さまの集中力を高めることができます。
毎回同じスピードで見せるのではなく、ゆっくりカードを見せる日、少し早くカードをめくって見せる日を作って取り組んでみましょう。
お子さまがカードフラッシュに慣れてきたら、見せる速度を少しずつ上げていくことも効果的です。
取り組み方3:カードを見せる回数を変える
フラッシュカードの見せる回数を変えることで、お子さまの記憶の定着度を高めることができます。
カードを見せる回数に変化があることで、お子さまの興味を持続させることができます。
カードを見せる回数は、お子さまの反応や様子を見ながら調整しましょう。
一般的には、1日に1~3回、1回につき10~20枚のカードを見せることがおすすめです。
取り組む際に気をつけるべき3つのポイント
ポイント1:お子さまの気分や体調に合わせる
フラッシュカードは、お子さまが楽しく見ていることが最も重要です。
お子さまが嫌がったり、泣いたりしたら、無理に続けることはありません。
お子さまの気分や体調に合わせて、取り組む時間や回数を調整しましょう。
また、お子さまが喜んだり、笑ったりしたら、ほめたり、励ましたりしてあげてください。
ポイント2:親子で一緒にやる
フラッシュカードは、親子で一緒にやることが大切です。親がカードを見せるだけでなく、お子さまと目を合わせたり、声をかけたり、触れ合ったりしてください。親子のコミュニケーションを通して、お子さまの信頼感や安心感を高めることができます。
また、親もお子さまと一緒にカードを見る(お母さんがカードをめくり、お父さんがお子さまと一緒に見るなど)ことで、お子さまの学習意欲を高めることができます。

ポイント3:カードの質や量にこだわらない
フラッシュカードは、カードの質や量にこだわる必要はありません。カードは自分で作っても、市販のものを使っても構いません。また、カードの枚数や種類は、お子さまの興味やレベルに合わせて変えても構いません。
フラッシュカードの主たる目的は、カードの内容を覚えさせることではなく、右脳を活性化することです。
そのため、カードの質や量よりも、お子さまが楽しく見ることが最も重要です。
フラッシュカードを見てくれないときの対処法
フラッシュカードの取り組み中に、子供が全くカードを見てくれない場合の対処法を紹介します。
対処法①:好きなカードを間に交えて行う
フラッシュカードの束の中に、子供の好きなカードを一枚含めることで、興味を引き出すことができます。
好きなものが入っていると、子供は自然とカードに興味を持つようになります。
対処法②:長くやらず短い時間で終わらせる
フラッシュカードは短い時間で多くのカードを見ることが効果的です。
子供が全く興味を示さない場合は、短い時間で終わらせることも大事です。
フラッシュカードに興味をなくさないよう、短くスピーディーに取り組みましょう。
七田式のフラッシュカードの取り組み
七田式教育において、最も大切にしているのが「心の教育」です。
その上で、子供が本来持っている力を引き出すために「食育」「体育」「徳育」そして「知育」の4つの柱があります。
4つの柱のうちの1つである「知育」の領域は、高速で情報を吸収・処理できるといった素晴らしい力を持つ右脳、そしてその力をさらに活かす思考や判断といった論理的な役割を持つ左脳の両方をバランス良く使い、考える力・表現する力を育てるというものです。
七田式フラッシュカードは「知育」を実践するのに最適かつ、七田式教育においては必要不可欠な存在です。
また、先ほどもお伝えしましたが、フラッシュカードの最大の目的は、知識を与えることではなく、右脳を活性化し、脳全体の力をバランス良く使えるようにすることです。
そんな“七田式の基本の「き」”の役割を担う教材である七田式フラッシュカードの代表的なものとしては、「七田式ドッツカード」が挙げられます。
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七田式フラッシュカードの取り組み方については、YouTubeの動画でご確認いただけます。
まとめ
この記事では、七田式のフラッシュカードの効果や種類、おすすめの取り組み方などを紹介しました。
七田式が始まってから長年大事にしてきているフラッシュカードの取り組みは、豊富なシリーズでお子さまの興味を引き、右脳の高速計算力や数学的センス、語彙力や記憶力などのお子さまの素地を育てることができます。
七田式のフラッシュカードに興味のある方や、お子さまの知能を引き出したい方は、ぜひ参考にしてください。


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