人間は、20歳を超えると、肉体的な成長は止まり、老いが少しずつ始まるといわれています。
大人になると脳の神経細胞は減る一方で、その数は、20歳を過ぎると、毎日平均数万個以上減ってしまうといわれています。
「え~っと、あれっ?今、何をしようと思ったのかなぁ~?」「何だか加齢とともに記憶力が衰えてきたなぁ」などと、不安な気持ちが過ることはありませんか?
一般に、脳は歳を取ると、衰えていくものだと考えられています。その代表的な例として、記憶力があります。「人の名前が思い出せない」、「~を置いた場所が思い出せない」などと、ある一定の年齢を過ぎると、このようなことは、多くの方が経験します。
しかし、近年の研究では、記憶力は、病気などを除いては、歳をとっても衰えないとされています。歳をとったからといって、必ずしも物忘れが進行してしまうとは限りません。実際にいくつになっても頭脳明晰で矍鑠(かくしゃく)としている方もいらっしゃいます。
東京大学・大学院薬学系研究科教授池谷裕二氏は、ご著書のなかで、必ずしも加齢とともに記憶力が衰えるものではないと伝えておられます。
他にも、1998年、ソーク生物学研究所(米国)とサールグレンスカ大学(スウェーデン)の研究チームは、学習にかかわる脳細胞が大人の脳内で新たに作られていることを確認し、米科学誌「ネイチャー・メディシン」に発表しました。
老化によって衰えてしまったと感じている記憶力は、若返る可能性があるのです。いえ、記憶力と老化の因果関係は、もはやないとも考えられているのです。
七田式では、最新の脳科学に加え、幼児教育で培った、独自の能力開発理論に基づき、高齢者の能力開発においても、高い成果をあげています。
高齢者の方へ向けた能力開発プログラム「七田式いきいき脳開発」では、生活スタイルに合わせて、さまざまなシーンでご利用いただき、多くのお客さまにお取り組みいただいております。
有料老人ホームなどの施設にご入居のお客さまに向けた施設型、地域の公民館などで集まって多人数で行う自治体集合型、ご自宅でお取り組みいただける個人型の3つのパッケージをご用意しております。
通信コースと同様レベルの教材を使用して行っている、自治体集合型プログラム受講者(65歳以上の約30名)の方々にMMSEを実施した結果です。半年後のMMSEは、77%に効果が見られました。(向上31%、維持46%)
七田式いきいき脳開発通信コースでは、脳が活性化するプリントをシニアの方々に、ご自宅にて取り組んでいただきます。脳に刺激を与える取り組みや働きかけをすることで、皆さまの記憶力、集中力、情報処理能力などの維持、向上を図っていきます。
七田式いきいき脳開発通信コースでは、楽しく脳を活性化するための多種類の取り組みをご用意し、皆さまのお申し込みをお待ちしております。
- ご自宅にて生活を送っていらっしゃる65歳以上の方で、ご自身の力で文字の読み書きが可能な方。
- 指全体の血行を促進し、指先から脳神経を刺激して、脳を活性化します。
- 心を落ち着けて、心身ともにリラックスした状態になります。深い呼吸によって自律神経をコントロールし、体調も良くなり、脳がよく働きます。
- さまざまな種類のいきいき脳開発プリントに取り組んでいただき、情報処理能力、判断力、記憶力、集中力などを高めます。
- 何十年も前のことを、肯定的に回想することで、若かった時の様子や気持ちをしっかりと懐かしんでいただきながら脳を活性化します。
- 約6か月間
- 約6か月間にわたり、いきいき脳開発プリントを中心とした脳を刺激する取り組みをしていただきます。
- 1日4種類のプリント
- 主な教材は、しちだオリジナルいきいき脳開発プリントとなります。
1日4種類のプリントに取り組んでいただきます。
また、プリント以外にも手指の運動などといった、手全体を使った脳活性も行います。
趣味
新聞のクロスワードやナンプレを解くこと
通信コースを始めた理由
普段は、近所のジムに通って、プールで泳いだり、ヨガをしたりしています。体はよく動かしているけど、頭のトレーニングはあんまり・・・。娘も「やったほうがいい!」と後押ししてくれたので、思い切って始めてみました。
まず、通信コースの手引きを読みましょう。取り組みの目的や、やり方を記載しています。また、付属のカレンダーに日付を記入して取り組み日にチェックを付けましょう。
継続して取り組んでいただくことが、この通信コースのいちばんのポイントです!
いよいよ取り組みのスタートです。まずは、手指の運動から始めましょう。資料を見ながら、手指をしっかりと動かします。
プリントに取り組む前に、目を閉じて深い呼吸をし、リラックスすることで、取り組みをスムーズに行うことができます。資料を見ながら進めましょう。
次はプリントに取り組みます。プリントは、さまざまな種類の中から1日に4枚行います。
プリントの内容を一部ご紹介します。
記憶プリント
プリントの中にある6つの絵を覚えた後、次のプリントに、何の絵がどこにあったのかを書いていきます。
処理能力プリント
処理能力プリントを継続して行うと、「物事をスムーズに処理する力」がついていきます。集中力や判断力も養われていきます。
左手訓練プリント
意識的に使うことが少ない、利き手とは逆の手を使うことで、普段使っていない脳の部分が活性化します。
計算プリント
簡単な計算問題を解くことで、脳の多くの部位を刺激します。集中して取り組みましょう!
色塗りプリント
自分の好きな色などを、自由な塗り方で色塗りをすると、とても心が癒されます。また、塗ることだけに集中することで、塗り終えたときの達成感や爽快感は格別です。
過去の記憶再現プリント
プリントにあるテーマに基づいて、昔のことを思い出していきます。楽しかったことを話したり、思い出したりすることで、心が穏やかになります。
音読と漢字の書きプリント
文字を正確に、声に出して読みます。音読とは、目(視覚)と口(運動)と耳(聴覚)を同時に働かせるので、脳の活性化に効果的な取り組みの一つです。読んだ後は、文中の漢字を思い出して書きましょう。
プリントを終えたら、最後に漢詩の音読を行いましょう。漢詩の意味を心に刻みながら、そのエネルギーを感じることができる取り組みです。
このプリントは、同じパターンが繰り返し出てくるので、その問題に慣れて、次第に時間をかけずにすることができました。1日でたくさんの問題をするのではなく、毎日少しずつ行っていくことが大切なんですね。
私は出かけることも多く、日常生活で困ることはありませんが、このような脳に刺激を与えるものをすることで、認知症のブレーキをかけることになるかと思います。物覚えが悪くなったと感じる人には、脳が後戻りして覚えがよくなるものだとも思いました。
とにかく、元気なうちが大事で、自分を大切にするためにも続けていきたいです。
私は欲ばりですから、もっともっと自分の内面を磨きたいと思っていました。このプリントを始めるときには、自分がどう変化するのか、何が変わるのかという期待の気持ちがありました。
毎日の取り組みでは、特に「海のイメージ」が気に入っていました。海に実際に行かなくても、海の色や匂い、音などを感じるようになりました。普通の生活でも気分を落ち着かせたいときに海のイメージを行ってみたところ、スッと海の匂いや波の音が出てくるようになり、気分がよくなっていきました。
実際の取り組みでは、忙しくて時間が少ないときに行うと、焦ってしまってよくないこともわかったので、1日の中で、ゆったりとリラックスできる時間を見つけて繰り返し行っています。
また、統合的な働きかけによって脳が活性化するということも実感しました。今まで面倒だなと思っていたにも、集中して取り組めるようになり、後回しにしていたことも、考える糸口がパッとひらめいたりして、何でも一生懸命すれば、楽しさも増えることが実感できました。
(娘様より)6か月間取り組み、今ではプリントがないと物足りなく思うほど生活の中に浸透してきたように思います。プリントを取り入れただけで、生活にリズムができ、本人も頑張ろうという意欲が出てきたようです。取り組みの後の変化としては、計算速度に進歩が見られ、また、普段あまり口を開けて話すことが少ないので、「ろれつ」が回らないのですが、意識して音読することを続けてきたおかげで、はっきりと話すことができるようになり、思考力も刺激されたように思います。
父と一緒に毎日プリントに取り組むことで、今まであまり話す機会がなかったのですが、共通の話題で会話が増えたことも嬉しかったです。
実際の取り組みでは、忙しくて時間が少ないときに行うと、焦ってしまってよくないこともわかったので、1日の中で、ゆったりとリラックスできる時間を見つけて繰り返し行っています。
毎日数枚の取り組みですが、継続することで、弱かった筆圧も、はっきりしない発音もすっかり良くなり、続けることの大切さを実感しています。
七田式いきいき脳開発通信コース概要
受講スタート年齢目安:65歳以上
受講期間:6か月
受講料:33,000円(税込) / 6か月 (初回に6か月分の教材をお送りします)
お支払:お支払い方法は、こちらをご確認ください。