同じ取り組みや勉強をしていても、記憶の要である「脳」の質により、子供の能力が変わります。
そして、その質の良し悪しは、食事が左右しているのです。
人間の脳は、生まれてから 6 歳までの間に急激に成長します。
脳を発達させる最も重要な期間である幼児期は、食学を上手に取り入れましょう。
脳は6歳までの間にめざましく発達する
脳の容量は、生まれた時には大人の30%しかありませんが、6歳までに急激に増加し、8割が完成します。
赤ちゃんの脳には、150億個もの脳神経細胞(ニューロン)がありますが、まだ、自分で考えたり判断することはできません。
神経細胞同士をつなげるシナプスができることで、初めて情報が運ばれ、思考や判断など高度な知的活動ができるようになります。
このシナプスが急激に増加、変動するのが6歳までの間です。
つまり、6歳までに脳の容量や構造、働きなどがめざましく発達するということです。
この時期に、脳に必要な栄養素を供給することが重要なポイントです。
正しい「食」が健やかな体を育てる
私たちの体は100 %食べたものからつくられています。
良いものを食べれば良い体ができ、悪いものを食べれば悪い体ができます。
「食」を正すことによって、真っ先に変化を感じるのは「心」です。
落ち着きがない、集中力がない、イライラしやすいなどといったよくある子供の困った症状が、「食」を変えるだけで大きく改善されることをご存知ですか?
毎日健康に生きていく中で、「食」がいかに大切な事かを考えてみましょう!
バランスの良い食事に「ブレインフード」を足す
「ブレインフード」という言葉を聞いたことはありますか?
脳の働きを良くする食べもののことで、有名なものが、青魚やアマニ油に多く含まれている「オメガ-3」、「リン脂質」です。
幼児期は、体も脳も大きく育つ成長期です。
栄養不足は体の成長にも脳の発達にも影響します。
基本の栄養素をバランスよく摂り、脳の働きを助ける「ブレインフード」を取り入れていきましょう。
睡眠の質を高めることで、脳の質が高まる!
睡眠の働きの一つに、「記憶の定着」があります。
日中に勉強したことや経験したことは、寝ている間に整理され、記憶として定着します。短時間睡眠では記憶の定着や記憶の紐づけができなくなるので、
6時間から7時間半を目安に睡眠をとるようにしましょう。
脳の 60% は脂質です。
とくに子供の脳は毎日成長を続けているので、必要な脂質の量も多くなります。
とりわけ欠かせないのが、オメガ-3 のアブラです。
脂質でつられている神経細胞の膜が柔らかいほど、脳の性能が高くなるということから、
頭の良し悪しはアブラの摂り方によって変わるということです。
逆にオメガ-6 などの不飽和脂肪酸を多く摂れば、頭は硬くなり学習能力が低下します。
油の摂取バランスがオメガ-6 に偏ると、体が炎症を起こして集中力や記憶力の低下だけでなく、
アレルギーやアトピーの原因にもなります。
そのため、炎症を抑え脳の細胞を柔らかくし、
記憶力や集中力を高める働きのあるオメガ-3を積極的に摂ることがおすすめです。
アブラの摂り方のポイント
「油」と聞くと、揚げ物やお肉、または太るといったイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。
しかし、油=太るではありません。摂り方次第で、脳も体もイキイキさせる重要な栄養素なのです。
〈油の摂り方のポイント〉
- ✔オメガ-3 をたくさん摂る
- ✔オメガ-6 の摂取を減らす
- ✔トランス脂肪酸は避ける
〈品質の良いアマニ油を見分けるためのポイント〉
さまざまなアマニ油がありますが、以下のポイントに注意して選びましょう!
- ✔遮光瓶・・・酸化しやすい油のため透明ボトルでは劣化が進んでいます。
- ✔低温圧搾(コールドプレス製法)・・・高温で大量に生産すると栄養成分が減少してしまいます。
- ✔オーガニック原材料
しちだのアマニ油は上記の条件に加えて、
- ✔オメガ-3 の含有率 60% 以上
- ✔トランス脂肪酸ゼロ
と非常に高品質なアマニ油です!