商品について
»何気ないその行動が、あなたの遺伝子の働きを変える
遺伝子が主役ではない最先端の遺伝子学。
たとえ同じ遺伝子を持っていても、同じ結果になるとは限りません。それどころか、同じ結果にはならないことが多いです。
それは、遺伝子の働きは、食事、運動、人間関係などの生活習慣などによって劇的に変わるからです。
そして最近の研究によって遺伝子の働きを変える仕組み、すなわち遺伝子を使う(オン)にしたり、遺伝子を使わない(オフ)にするスイッチが存在することが明らかになりました。
このスイッチを研究するのが「エピジェネティクス」という、今、爆発的に発展している学問分野です。
本書では、遺伝子の基礎から、薬物依存、食べ物依存、うつ、子育てとの関係まで。注目のエピジェネティクスがわかります。
目次
第 1 章:人生はDNAの配列だけでは説明できない
・一卵性双生児も異なる人生を歩む
・肥満は母のお腹の中で決まる
・低栄養で生まれると生活習慣病になりやすい
・無意識のうちに買ってしまう
など
第 2 章:ゲノム研究からわかったこと
・遺伝子はDNAのごく一部
・遺伝子はタンパク質の作り方を示す「レシピ」
・わずか4 文字で20 種類のアミノ酸を指令する
など
第 3 章:エピジェネティクスとは何か?
・遺伝子はオフになることも大切
・遺伝子発現のメインスイッチ「ヒストン修飾」
・もうひとつのメインスイッチ、DNAメチル化
など
第 4 章:薬物依存と食べ物依存から考えるエピジェネティクス
・依存と離脱症状は必ずやってくる
・人は快感を求めて生きている
・依存症にかかわるエピジェネティクス
・エピジェネティクス的なダイエットのこつ
など
第 5 章:エピジェネティクスとうつ
・うつの原因となる単一の遺伝子は見つかっていない
・うつを引き起こすストレス
・命を守るストレス反応
・母が子をもっと可愛がるとボーナス効果あり
など
第 6 章:母の子育てが子どもの脳に影響する
・子どもの脳を傷つけるマルトリートメント
・子どもを可愛がりましょう
・遺伝より育ての親の習慣
・エピジェネティクスは元に戻すことができる
・スキンシップの効果
など
商品仕様
- 生田哲 著
- サイズ:B5
- 216 ページ