冷えや血行不良などが主な原因で、睡眠不足など生活リズムの乱れや、姿勢・骨格の歪み、筋肉の緊張などによる生活習慣が大きく関わります。また、めまいは、冷えによる体の循環機能が低下することにより起こるケースや、ストレス過多、肥満、気圧などが影響する場合があります。共通する要因として、低体温やアルコール・カフェインなどの刺激物、化学調味料、糖分、塩分などの過剰摂取が考えられます。症状の原因となる環境の特定や、食生活を含む生活習慣を見直すことで、予防することができます。
- カルシウム
- 小魚、海藻類など
- マグネシウム
- 豆類、雑穀など
- ビタミンE
- ナッツ類、ごまなど
- ビタミンC
- 果物、野菜、芋類など
- オメガ-3系脂肪酸
- 青魚、アマニ油など
- 塩分
- インスタント食品、ドレッシング、ソース類、加工肉など
- 脂肪(トランス性脂肪)
- マーガリン、ショートニング、肉類、ファストフードなど
- 糖分
- 砂糖(白砂糖)、菓子パン、清涼飲料水など
※塩分 / 余分な塩分は内耳に溜まりやすく、めまいの原因となります。
※脂肪(トランス脂肪酸)/ 脂肪が蓄積されると、血流が悪くなる要因となり、老廃物を排泄できなくなります。
※糖分 / 血糖値の増加は内耳に悪影響を与えます。
頭痛といっても、人によってその症状はさまざまです。
中でも、こめかみの辺りが痛む「片頭痛」や、頭全体がギューッと締めつけらるような痛みの「緊張型頭痛」がよく聞かれます。
片頭痛は、脳の血管が急激に拡張して起きるといわれており、ストレスから解放され、気が緩んだときや、仕事のない週末などに起こりやすくなります。その他、寝過ぎ、寝不足、女性ホルモンの変動、疲労、光や音の強い刺激なども、片頭痛を引き起こす原因と考えられています。
片頭痛が起こったとき、休める状況であれば、横になり、できれば睡眠をとりましょう。拡張した血管が元に戻り、症状がなくなります。仕事中やお出かけ先で、横になれないときは、コーヒーや紅茶、日本茶など、カフェインを含む飲み物を飲んで一休みしましょう。血管を収縮してくれます。
緊張型頭痛は、頭の筋肉や、肩や首まわりの筋肉が緊張することで、血流が悪くなり、神経が刺激され起こります。精神的・身体的ストレスが大きく関わり、パソコンの使用などで長時間同じ姿勢をとり続けている人に起こりやすい病気です。ですので、午後から夕方にかけて、目の疲れや倦怠感などとともに現れやすい頭痛です。
緊張型頭痛が起こりやすい人は、長時間同じ姿勢をとらないよう、意識しましょう。肩まわりの筋肉をほぐすためにも、定期的に肩の上げ下げや、首を回すなどのストレッチをしましょう。
血流を促すと楽になるので、首や肩周りのマッサージや、入浴で体を温めます。ストレスを感じている場合は、気分転換をするなどして、気持ちを切り替えましょう。
【マグネシウム】 筋肉の炎症や頭痛を和らげる。頭痛をよく起こす方はマグネシウム不足の確率が高い。
【ビタミンE】 血行を良くし、冷えを改善。活性酸素を除去。
【a-リノレン酸】 血流を良くする。ホルモンバランスの安定に役立つ。