主にホルモンバランスの崩れが関係しています。しかし、誰もが必ずしもこのような症状になるのではなく、栄養素が不足していたり、不要な物が過剰にあることで、ホルモンが十分に分泌されなかったり、分泌をやめるべきホルモンの制御がうまくいかなかったりすることで、不調となって現れます。ダイエットや加工食品、ファストフードが多い食生活は、その原因を作りますが、ただ良い食事をしていても、年を重ねると栄養の吸収が悪くなるため、腸を良い状態にすることも必要です。
更年期に症状が起こる場合の多くは、上記のようにホルモンバランスや食生活が大きく関与していますが、自らが元来持っている「気」も大きく関与しています。「気」とはいわば、生きているうえでのエネルギーの高さですが、活動的であったり賑やかだったりする人は「気」も高く、穏やかに更年期を迎えることができます。反対に小さなことでも悩みやすく悲観的になりやすいと「気」の流れも悪く、更年期の症状も大きく受け止めやすくなります。周りの環境や人間関係など外的要因も関係しますが、自らが明るく楽しく楽観的に過ごすことが「気」を高め、更年期を快適に過ごすための秘策でもあります。
若年性更年期障害は、一般的に閉経前後に起きやすい、生理不順や手足の冷え、ほてり、頭痛、耳鳴り、イライラ感、うつ症状などといった更年期障害の症状が、20〜30代の女性にあらわれることをいいます。若年性更年期障害の主な原因も、ホルモンバランスの崩れが考えられます。
20〜30代の若い女性では、その症状が若年性更年期障害であるとは気づかない場合がほとんどです。また、何かしらの自覚症状は感じていても、疲れやストレスだろうと放置する傾向にあります。
このまま放置しておくと、月経が止まったり、不妊症になりやすいなど、女性特有のさまざまな病気を引き起こす可能性もあります。更年期障害と似たような症状がみられたら、食生活や生活習慣を見直すことで、改善する可能性は十分にありますので、早期に対処しましょう。
【マグネシウム】精神の安定に。
【オメガ-3脂肪酸】ホルモンバランスを整える。
【ビタミンB群】疲労回復、ストレス対策に。
【ビタミンA・C・E】抗酸化作用で、活性酸素から体を守る。