体温が1℃上がると、免疫力は5〜6倍にアップします。しかし、ストレス社会ともいわれる昨今、怒りっぽくなったり、イライラしやすくなります。すると交感神経が優位な状態が長く続くことで、体内で有害物質が増え、さまざまな炎症や病気の原因を作り出すのです。また、ストレス状態では、血管収縮による血流障害が起こり、体温は下がってしまう悪循環となります。体温と、基礎代謝、免疫力は正比例していることを覚えておきましょう。
体温は36.5℃程度が理想です。(子どもはそれより若干高め)しかし、最近は体温が35℃台という人が増えています。体温の低下により、体力や免疫力が低下するため、風邪を引きやすくなったり、治りが遅いということにも。逆に、体温を上げ、血行が良くなると、体中に酸素や栄養素が行き渡りやすくなり、免疫力が高まるのです。
加工品や肉、脂っこい料理ばかりでは、消化酵素を大量に消費 → ウイルスや病原菌と戦う代謝酵素が不足 → 免疫力低下、低体温 → 体内酵素が働かない・・・と、酵素不足、免疫力低下の原因になります。食生活の基本である「まごわやさしい」を意識し、バランスの良い食事を心がけましょう。
活性酸素は、体内で常に発生している酸素の仲間で、細菌やカビなどの異物が体の中に侵入した場合、その害から体を守るために必要な酸素です。
しかし、過剰に発生した活性酸素は、体内の正常な細胞や組織、内臓までも傷つけ、老化の促進、ガンやアレルギーなどのさまざまな病気の原因といわれています。
活性酸素は、環境汚染物質、紫外線やストレス、喫煙や飲酒などで発生量を増やし、現代人はかなり多くの活性酸素を発生していると思われます。
体内の正常な細胞や組織を傷つけ、免疫力を低下させる活性酸素ですが、人の体には元々過剰に発生した活性酸素を除去する力を備えています。
しかし若いとき(30歳)は、その力が存分に発揮できますが、加齢とともに除去する力が弱くなります。
ではどうすればいいの?
活性酸素の働きを抑制する、抗酸化作用のある食品を日ごろから上手にとり入れることが大切です。
SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、カタラーゼ、グルタチオンなどの活性酸素除去酵素や、抗酸化作用のあるビタミンを積極的に摂りましょう。
手軽なところでは、活性酸素除去作用のあるお茶などもありますので、毎日の飲み物としてとり入れるのもおすすめです。
【ビタミンA・C・E】 強力な抗酸化作用で過剰な活性酸素を除去。
【アミノ酸】 免疫細胞の生成や再生を促す。
【酵素】 免疫力アップには欠かせない。
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老廃物の排泄、細菌の除去、免疫力を高めるために、大切な役割を担うマッサージ。さらに免疫力を高めるエッセンシャルオイルをブレンドしたマッサージ用のオイル。赤ちゃんから大人まで使用できます。