なぜ小学1年生の算数はつまずきやすいのか?プリント学習で苦手を克服!
この記事では、小学1年生の算数学習でつまずきやすいポイントや対策方法ついて解説します。
さらに、プリント学習によるプラス効果や、七田式における算数学習についても併せてご紹介いたします。
プリント学習を通じて算数好きな子に育ってほしいという方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 1 つまずくポイントと対策方法
- 2 算数学習のメリット
- 3 学校教育の特徴
- 4 小学1年生で習う算数の範囲
- 5 プリント学習の効果
- 6 七田式教育における算数学習
- 7 まとめ
つまずくポイントと対策方法
数字と計算の理解
小学1年生の算数でつまずくポイントの一つは、
数字と計算の理解不足
です。
数の概念や基本的な計算方法が理解できていないと、次の学習にも支障をきたします。
数字の「1」という概念と、リンゴが1個という概念が理解できていないために、数字の計算式を見せても具体的にどのような現象なのかを理解することができません。
この問題を解決するためには、基本的な数の概念や計算法に焦点を当て、具体的な例を用いたプリント学習が効果的です。
難易度の高さ
幼児期まではものを「数える」ことが主でしたが、小学1年生からは「数える」だけではなく「計算する」力が必要になるため、問題の難易度が一気に上がります。
小学校1年生の算数では、新しい概念が次々に出てくるため、学習の際には子供のレベルを見極めて難易度を調整してあげることが重要です。
プリント学習では、様々な難易度の問題が組み込まれているので、自分のレベルにあった問題を自分のペースで取り組むことができます。

環境の変化
小学1年生は学校生活が始まり、新しい環境に慣れることが子供にとって最初の大きな課題です。
幼稚園や保育園から小学校への環境の変化からくるストレスが、算数の学習に影響を与えることがあります。
しかし、プリント学習は自宅で行うことができるため、
学校とは異なる環境の下、リラックスして学習できる
という大きな利点があります。
算数学習のメリット
計算力の向上
算数学習を通じて得られる最大のメリットは、
計算力の向上
です。
小学1年生で基礎的な計算力を身につけることは、将来の学習において基盤を築く重要なステップです。プリント学習は反復練習が可能なため、計算力の向上に効果的です。
そして何よりも、計算力の向上は、思考力の向上(頭の回転の速さ)につながり、物事を論理的に組み立てる能力も身につくため、これからの人生をより有意義に過ごすことができます。
将来の選択肢が広がる
算数を通じて、計算力・論理的思考力・文章読解力といったような将来多くの分野で必要とされる基本的な力を身につけることができます。
小学1年生の段階でしっかりとした算数の基礎を築くことで、将来的な選択肢が広がります。
例えば、中学受験や高校受験時に、算数や数学で困ることがなくなるので、希望した進路へ進みやすくなります。そうなると、自分の将来の選択肢が広がり、その子の夢やなりたい自分になれる可能性が高くなります。
プリント学習は、目の前の勉強に役立つだけではなく、将来のために必要な素地を効果的に身につける手段でもあります。
学校教育の特徴
育成すべき資質・能力の三つの柱は、大きく以下の3つが挙げられます。
- 1知識・技能:何を理解しているか、何ができるか
- 2思考力・判断力・表現力等:理解していること・できることをどう使うか
- 3学びに向かう力・人間性等:どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか
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引用元: 文部科学省 — 平成29・30・31年改訂学習指導要領(本文、解説)育成すべき資質・能力の三つの柱(PDF)
そして、小学1年生の算数科目における教育方針の特徴は、おおまかに以下の内容だと言うことができます。
-
数の概念の理解
数の大小、数の並べ方、数の形、数の合成・分解などといった数の基本的な概念を理解する。
具体的には、子供たちがイメージしやすいように、絵や図を用いたり、実物を活用したりしながら行う。
-
基本計算の習得
足し算と引き算の基本的な方法を、繰り返し練習することで、確実に習得する。
具体的には、計算カードや計算ドリルなどを用いたり、ゲームや競争を取り入れたりすることで、子供が楽しみながら学べるようにする。
-
算数の活用力・思考力の育成
算数を日常生活や他の教科学習に活用できるように、問題解決能力や思考力を養う。
具体的には、身近な生活や遊びから出発する問題を取り上げたり、問題解決の過程をまとめたりすることで、子供たちが自ら考え、解決策を導き出す力を育てます。
小学1年生で習う算数の範囲
数の概念
小学1年生で学ぶ算数の範囲には、まず数の概念が含まれます。
- 1から100までの数の数え方・読み書き
- 数の大小や順序を考え、数の系列を作ったり、数直線上に表したりする
- 個数や順番を正しく数えたり表したりする
- ものとものとを対応させることによって、ものの個数を比べる
上に挙げた例のような、基本的な数への理解が求められます。
たし算
たし算も基本的な計算法の一環であり、小学1年生の算数で学ぶ内容です。
- ある数に他の数を追加したり、ある数量が増加したときの数量の大きさを求める
- 同時に存在する二つの数量を合わせた大きさを求める
- ある番号や順番から、さらにいくつか後の番号や順番を求める
物の数を増やす基本的な操作として、数のたし算を学びます。
たし算の取り組み方法について詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
「たし算はいつから?幼児期における数の理解と取り組み方法について」
ひき算
ひき算は小学1年生の算数で最初に取り組む計算の一つです。
- ある数から、他の数を取りさったり、ある数量が減少したときの残りの数量の大きさを求める
- 同時に存在する二つの数量を合わせた大きさを求める
- ある番号や順番から、さらにいくつか後の番号や順番を求める
個数の減少を理解し、数の引き算を行う力が身につきます。
時間や時計
小学1年生では、時間の概念や時計の読み方も学びます。
どのように時刻を読むのかを考えたり、時刻を表す単位に着目し、短針や長針の役割(何時・何分)について考えたりする。
日常生活での時間の経過や時計の針の動きを理解し、計算する能力が求められます。
参照元:
文部科学省 —
平成29・30・31年改訂学習指導要領(本文、解説)
【算数編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説
p.76 - 101 第3章 第1節 第1学年の目標及び内容
プリント学習の効果
勉強を習慣化できる
プリント学習は、自宅で行うことができ、机に向かって勉強することが増えるので、継続的な勉強習慣を身につけやすいというメリットがあります。
毎日一定の時間を設けてプリント学習に取り組むことで、算数への苦手意識を克服しやすくなります。
文字書きの練習ができる
算数学習においては、計算だけでなく文字書きの練習も重要です。
タブレットやPCではなく、鉛筆でプリントに回答するため、早い時期から子供に、必要なものを書く力を身につけさせることができる。
また、問題に対する答えや解説を記述する形式が多くなり、文字書きの練習効果も期待できます。
達成感が得られる
プリント学習では、解答した分の量が視覚的に確認できるため、解答すればするほど達成感を味わうことができます。
小さな成功体験が積み重なることで、算数への自信が生まれ、苦手意識を克服する手助けとなります。
七田式教育における算数学習
小学生からでも大丈夫!
七田式教育は、小学生からでも始めることができる学習法です。独自のメソッドに基づくプリント学習で、算数の基礎力を強化し、思考力を養います。
小学1年生からでも取り組みやすく、継続しやすい内容となっています。
七田式小学生プリント思考力さんすう1年生
まず、七田式小学生プリントに共通する大きな特徴としては、1日のプリント学習量がたったの1~2枚で完結するという点です。
起床から登校までの朝の時間・帰宅後すぐ・就寝前など、自分のペースでプリント学習を進めることができます。
また、1枚ずつプリントに取り組むだけで、似た問題を4回繰り返し学習できるカリキュラムになっています。
日々プリント学習を続けるだけで、学習内容を定着させることができるため、改めて復習する時間を取る必要はありません。
【七田式小学生プリント思考力さんすう1年生の特徴】
たし算・ひき算・くり上がり・くり下がりなど、計算の基礎を一つずつ、着実に理解していくことができます。
理解しながら問題を解いていくことで、算数の「分からない」が無くなり、苦手を作ることなく学習を続けられます。
身につく基本的な力としては次の3つが挙げられます。
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1 計算力
高い思考力の基礎となる計算力は、反復練習による定着が必須です。
繰り上がりなどの計算方法も、はじめに「どうしてこのような解き方なのか」をしっかりと理解してから問題に取り掛かれます。
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2 試行錯誤する力
小学生から中学生に向かうにつれ、解き方を試行錯誤し、時間をかけて考える力が求められます。
この力を育てるには、算数の面白さを感じたり、「自分で解きたい!」という気持ちが重要です。
このやり方は決められた解き方を聞いて覚えるより、正解にたどり着くのによっぽど時間がかかるかもしれませんが、その考えの過程こそが、思考力を飛躍的に高めるコツなのです。
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3 図形認識の力
平面や立体を思い浮かべ、想像力を使って、図形を頭の中で回したり切り取ったりする力である空間認識力を養います。
この力は練習によって上達していくため、類題に何度も取り組めるカリキュラムになっています。
さらに『七田式小学生プリント思考力さんすう1年生』に取り組むことで、身につけておくべき、3つの「思考力」を身につけることができます。
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1 条件から答えを導き出す力
数学の基本となる考え方で、細かい比較をしながら答えを出していく力です。
与えられた条件をもとに「こうだからこうなる」と考えを進めていきます。
いくつもの条件を満たす解を探す問題などがあります。
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2 規則性を見出す力
いくつかの数や図形の変化に共通点や規則性を見出し、全体の構造をつかむ力です。
これは何が起きているか一見見えないところから、構造やしくみを見出していく重要な力です。
-
3 すべてのパターンを考える力
物事を多角的に見て、考えられるすべての可能性を整理立て、順番に書き出したり調べたりしていく考え方です。
先の学年では、「場合の数」問題などに用い、算数には必須の力です。
まとめ
小学1年生の算数学習でつまずきやすい理由として、数字や計算の理解不足、難易度の高さ、環境の変化などが挙げられます。
しかし、七田式のプリント学習を取り入れることで、算数学習のつまずきを無くし、効果的な学習を行うことができます。
『七田式小学生プリント思考力さんすう1年生』を日々学習することによって、計算力の向上だけではなく、物事を深く柔軟に考えるための思考力も養えます。
学校での勉強や小学1年生での学習範囲を理解しながら、苦手を作らない学習を考えている方は、ぜひ『七田式小学生プリント思考力さんすう1年生』を始めてみましょう!
