『七田式ドッツカード』
七田式教育創始者である七田眞は、幼児が本来持っている、コンピューターより速く複雑な計算をこなせる能力に着目しました 。
この特集記事を通して、七田式ドッツが単なる計算教材ではなく、お子さまの才能を最大限に開花させるための、七田式教育の根幹をなす教材であることを深くご理解いただければ幸いです。
その歴史は、尊敬すべきドーマン博士が提唱した「ドッツ方式」との出合いから始まりました 。
七田眞がどのようにしてこの画期的な方法に感銘を受け、独自の七田式ドッツへと発展させていったのか、その誕生秘話と教材に込められた深い思想を、皆さまとご一緒に紐解いてまいります。
「七田式ドッツ」の誕生秘話
「ドッツ方式」との出会い
七田式ドッツは、七田眞がアメリカの人間能力開発研究所で、ドーマン博士が提唱した「ドッツ方式」に出会い、感銘を受けたことからその歴史が始まりました。ドーマン方式とは、点(ドッツ)が描かれたカードを高速で見せることで、幼児が複雑な計算を瞬時に行えるようになるという、画期的な教育法でした。
七田眞は、この方法に深い感銘を受け、幼児が本来持っている右脳の潜在能力、特にコンピューターよりも高速に計算できる能力を引き出すことを目的としました。
彼は、大人になると左脳が優位になるため、この右脳の潜在能力が隠されてしまうと考えました。
しかし、赤ちゃんや幼児期であれば、その能力を自然に使えるようにすることが非常に容易であることに気づきました。
『七田式ドッツカード』の開発
そこで、七田眞はドーマン方式を参考にしながら、独自の改良を加えた『七田式ドッツカード』を開発しました。
彼は、このカードを自身の教室や会員の子供たちで実際に使い、その効果を実証していきました。
最初は「始めるのが遅いのではないか」と戸惑う声もありましたが、実践を通じて、幼児期であればいつからでも驚くべき成果が得られることが証明されました。
この教材は、単に計算力を高めるだけでなく、子供に「答えが見える」というイメージ力を育むことを重視しています。このイメージ力こそが、複雑な計算を瞬時に解くための鍵となるのです。 七田式ドッツは、幼児の無限の可能性を引き出し、才能を開花させるために、七田眞が心血を注いで作り上げた教材なのです。
ドッツカードの3つの特徴
七田式ドッツの取り組みは、単に算数の計算を教えることではありません 。誰もが元々持っている右脳の計算能力を目覚めさせ、その働きを活性化させるための働きかけなのです 。
- 1高速フラッシュ
1〜50まで、赤丸がランダムに印刷されたカードを「ドッツカード」と呼びます 。このカードを1枚1秒の割合で高速に見せていくことで、右脳の高速処理能力が鍛えられます 。
- 2右脳計算能力の活性化
右脳には、複雑な計算をコンピューターより速くこなし、イメージで答えを導き出す機能が備わっています 。ドッツカードの高速フラッシュは、この潜在能力を引き出すための訓練なのです 。 小さな子供が複雑な計算の答えを瞬時に言えるのは、答えがイメージとして見えるからに他なりません 。
- 3「遊び」としての取り組み
ドッツの取り組みは、決して強制的に行うものではありません。最も大切なことは、親が子供に対して「のびのびと、おおらかに、楽しく、にこやかに」接することです 。
テストをして「覚えているか確かめたい」という気持ちになるのは自然なことですが、それでは「失敗」に繋がります 。 子供が「ご褒美」と感じるくらい、楽しく取り組むことが成功の鍵です 。
『七田式ドッツ』 の歴史
1981
10月 0歳教育友の会 会報誌【0歳教育第53号】
ドッツ方式の取り組み方、効果についての記事を掲載
1983
書籍『奇蹟が起きる七田式0歳教育Ⅱ』にてドッツを紹介
ドッツカードの作り方についても掲載
1984
講演会『ドッツで算数を教える』を各地で実施
1994
『ドッツの効果的な教え方(自社印刷書籍)』※1
『ドッツの教え方テープ』※2
『ドッツビデオ』※3を発売
1996
『わくわくドッツ』※1 発売
(65日間プログラムの次に取り組む)
『ドッツセット』※2 発売
1998
『七田式ドッツセット』新発売
1999
『ドッツセットの教え方(VHS)』を発売
2000
『七田式ドッツセット』リニューアル
(フラッシュ名人補助台付属)
2004
「夢育て友の会」で『ドッツプリント』の販売
2005
『たしざんドッツ 』※1 発売
『ドッツプリント』※2 リニューアル
2007
『七田式ドッツセット』リニューアル
2008
『ドッツDVD』発売
2009
『ドッツの効果的な教え方』※1 リニューアル
『GOGOドッツ』※2
『どっちプリント』※3 発売
2013
『七田式タイアップドッツセット』新発売
2025
『新しい七田式ドッツセット』発売




