『さわこの一日』の誕生秘話
『さわこの一日』は、創業者の七田眞が自身の経験から生み出した教材です。
七田眞は、自身の子供たちに2歳から英語のテープを聞かせ、その結果、英語が得意になったという経験から、幼児期に大量の言葉を聞かせることが、言語を習得する一番の秘訣だと確信していました。
この確信に基づき、日本にいながらにして子供を多言語の海で育てるために、テープやビデオといった視聴覚教材を活用する方法を提案しました。文法を意識して学ぶのではなく、日常生活で実際に使われる自然な会話表現を繰り返し聞かせることを目的とし、子供が無理なく内容を理解できるよう、生活の一場面を描いた教材として『さわこの一日』や『ゆきおの一日』を制作いたしました。

書籍からテープへ
1983年(昭和58年)4月に日本経済通信社から出版された書籍『幼児と母親が一緒に学ぶ英会話』の内容をテープ教材化したものです。
この書籍は当時、読者の方々から大変好評を得ていました。七田眞が編著を務め、七田児童教育研究所で取り扱われるようになり、多くのご家庭で英語学習の第一歩として親しまれていきました。
教材のこだわり
『さわこの一日』は、ただ英語の単語やフレーズを覚えるだけでなく、子供が楽しみながら自然に英語を吸収できるように、さまざまな工夫を凝らしています。
日常会話の習得
英語学習の秘訣は、日常で使われる自然な会話表現にあります。 本教材は、2歳児のさわこちゃんが朝起きてから食事をしたり、遊んだり、歌を歌ったりといった、ごく普通の「一日」の出来事を英語で追体験することで、子供は知らず知らずのうちに日常英会話を身につけていきます。
自然な学習
文法を意識して学ぶのではなく、歌や絵本、そして『さわこの一日』のような会話テープを同時並行的に聞かせることで、子供は英語を「聞く」ことを通して、感覚的に言語を習得していきます。
身近な主人公
『さわこの一日』では2歳児のさわこちゃんの一日を、『ゆきおの一日』では3歳児のゆきおくんの一日を収録しています。 子供たちにとって身近な年齢の主人公の物語を通じて、無理なく英語の世界に入っていけるように作られています。
『さわこの一日』 の歴史
1983
4月 『幼児と母親が一緒に学ぶ英会話』発売
5月 『さわ子の一日』
『ゆきおの一日』のテープが誕生
【0歳教育 第72号】にて取り組み方を解説
1989
3月 フランス語・ドイツ語 新発売
10月 中国語 新発売
1991
10月 フランス語改訂
11月 韓国語・中国語改訂
12月 ドイツ語・スペイン語改訂
1995
※関連商品 カタログ掲載画像一覧
1996
『七田式生活基本文カード』発売
2001
『さわこの一日 英語版』『ゆきおの一日 英語版』
がCDへとリニューアル
『さわこの一日』多言語版 5教材
リニューアル
『さわことゆきおのABC表』発売
2003
『さわこの一日』英語版・多言語版 リニューアル
2004
『さわこの一日 暗唱用テキスト』リニューアル
7か国語を掲載
2008
『さわこの一日』『ゆきおの一日』改訂
デザイン変更
2011
中国語版『さわこの一日』『ゆきおの一日』改訂
デザイン変更
2019
『さわこの一日』『ゆきおの一日』改訂
デザイン変更
特集を終えて
七田式教材の歴史を紐解く3回の特集、いかがでしたでしょうか。
第1弾の『七田式プリント』では、学習習慣と基礎学力の定着を。第2弾の『七田式ドッツシリーズ』では、右脳の潜在能力を引き出す方法を。そして今回の『さわこの一日』では、楽しみながら自然に英語を身につける秘訣をご紹介しました。
これらの教材に共通しているのは、単なる知識の詰め込みではなく、子供の無限の可能性を信じ、その心と能力をバランスよく育むことを大切にしてきた、七田眞の熱い想いです。
3回にわたる特集にお付き合いいただき、心より感謝申し上げます。
今後も、お子さま一人ひとりの才能を輝かせるための教材や情報をお届けしてまいります。
これからも七田式を、どうぞよろしくお願いいたします。



